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交通費3960円かけて500円の銭湯(ふろ)に行く


ここはどこでしょうか?

青天好日,そうだ銭湯(ふろ)に行こう!
東京駅から東海道線普通列車に乗り込む。どんこ,どんこと向かうは熱海!
関東地方を出るのは今年初めて。
乗り換え1回,2時間半ほどで熱海駅到着。
駅を出て驚く。ここが熱海?思えば20年ぶりか。
駅前がすっかり広く明るくリニューアルされている。

おっ足湯は健在だ。

源泉かけ流し。適温でいつまでも入っていられます。

「今日はもうここでいいわ」と向かいのおばさま。
心の中でうなづく。湯に浸かったところだけどんどん桜色に染まっていく。
かれこれ30分。気が付くともう午後2時。
「腹が,減った」by井の頭五郎from『孤独のグルメ』
「よし,メシにしよう」

アーケードは大賑わい。

以前テレビで「熱海再生仕掛人」みたいな人が登場していた。
大成功ですね,おめでとうございます!
しかし,おいしそうな店ばかりで目移りしてしょうがない。
「今,オレの腹は,なに腹だ?」
(イカン『孤独のグルメ』ごっこがとまらない)
ここに決めた!

どろめ茶屋。『モヤモヤさまぁ~ず2』もご来店。「どろめ」は四国の方言で「シラス」のこと。


イチ押しの「どろめ丼」
種類豊富な地ビール。

全部美味しかったです。店内は若い人であふれんばかり。それでも丁寧に応対してくださった女将さんもステキ。いいお店です。

さて,腹いっぱいで銭湯(ふろ)に入るのは健康に悪い。
と,このあと熱海回遊を1時間ほど。でも長くなるから省略しますね。

午後3時半。お目当ての銭湯(ふろ)に到着。

Googleマップより味がある案内板が好き。「駅前温泉浴場」を探してください。
地元民の地元民による地元民のための銭湯(ふろ)
「駅前温泉浴場」この名前にしびれます。
もちろん天然温泉

入浴料が「500円」❣東京都の銭湯代と同じじゃないですか❣

レトロを通り越した「年代物」の張り紙。
源泉の温度は70℃!でも体感は42℃くらいの適温。

カランの数は7つ。湯舟は一つ。4人でいっぱい。
赤みがかったお湯は,においもぬめりも強くなく,なじみやすい。
常に3~4人が入れ替わり。はじめは地元民らしきベテラン勢が多く,次第に若者もやってくる。湯あたりしないように出入りを繰り返すうちに1時間。
いやぁいいお湯でした。

午後4時半。夕暮れが迫る中,街に明かりが灯っていく。
いい頃合いに熱海を発つ。
今年初の駅弁「金目鯛弁当」も美味。

往復3960円,乗車時間約5時間をかけて,
500円の銭湯(ふろ)にいく。
いやぁボク的に最高のぜいたく三昧。
「オレにはこれでいい,いや,オレにはこれがいい」
「熱海,いいじゃないか」
(最後も井の頭五郎風に〆てみました)

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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