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23−2.相見積もりって必要ですか??

注文住宅において『相見積もり』って必要だと思いますか?

私は必要ないと思います。住宅に関しては、ですけどね。

■物を購入するときの指標

何かモノを買う時って大概、複数の販売会社の中から値段を見たり、時には見積もってもらって、その中で安いところから購入することがあるでしょう。

でもそれって『もう既に出来上がっている商品で全く同じもの』ということがほとんどではないでしょうか。

だけど住宅、特に注文住宅に関しては、まだカタチも何も出来上がっていない状態で契約するという、ちょっと特殊なモノ。

住宅設備というのはさほど値段は変わらないですが(細かく言えば、その会社の標準装備というのは安く仕入れられますが)、それぞれの住宅会社で使用している断熱材や構造材、仕様・規格など、部材ひとつとっても全く同じモノはありません。

それなのに、ある会社が出した見積もりを持って、他社に全く同じ仕様で見積もりを出してくれ、というのはほぼ不可能なことで、それを比較すること自体全くもって無意味なことなのです。

確かに住宅の値段なんてあってないようなもので、一体いくらが妥当なのかも分からないのが正直なところです。

騙されてたって分かりませんもんね。

■信頼できる会社であること

だからこそ、信頼できる会社(人)をまずは見つけること。
家を建てると決めて、初めて訪れた会社で建てると決める人はまずいないと思います。(稀にいるようですが・・・)

何度も足を運んで、担当の方と話して、納得できた時点で契約しますよね。

相見積もりをとるということは、その住宅会社から法外な値段をふっかけられているんじゃないか・・・妥当な値段じゃないんじゃないか・・・という不信感がそうさせており、その会社を信用できていない証拠では?

それよりも自分たちの予算を提示して、その中で何とかやりくりしようとしてくれる会社が誠実な会社だと思います。

■見積もりって大仕事

私も当初は見積もりなんてパソコンでチャチャっと出せるでしょ、ってかなり世間知らずなことを思ってました。

確かに建売とかなら仕様部材は大方決まっているのでそれが可能かもしれませんが、注文住宅なんて、一棟一棟仕様も部材も違う、設備も違う、間取りも大きさも違うので、見積もりを出すにもかなりの時間を要しますし、そこには当然人件費もかかるということ。

そんな簡単な作業ではないし、いろんな意味で施主にも作り手にも見積もりは重要な存在です。今後の私たちの人生を左右するんですから!

■『相見積もりお断り』の会社を選ぼう

ですので誠実な会社ほど、相見積もりはお断りとキッチリ明言しています。
そういう会社の方が施主に寄り添ってくれて、予算に近づくよう努力してくれると思います。

でも、予算内にキッチリ収まった!という話は聞いたことがない。
何故か予算はオーバーするのが世の常のようです・・・

我が家も例外じゃない・・・あ〜悲しいかな・・・


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