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初めて買った北欧ヴィンテージ食器のハナシ 前編

こんばんは!HYGGEのイザワです。やっぱり初めて買った、気に入ったもののことは心に残っているもので、いつ、どこでどんな風だったかを、結構細かく覚えてたりします。私の場合はコペンハーゲンのヴィンテージショップでの事でした。今夜はその話についいてです。

フィンランドでの幸運な出会い

話は遡り、私が昔バックパッカーだったころ。ヨーロッパ周遊中のフィンランドにて面白い出会いがありました。スウェーデンからフィンランドへ行くのに、船を利用して一晩かけて移動する際、ローコストチケットだったので部屋はなく、その辺に雑魚寝するしかありませんでした。その時他に雑魚寝していたのがポルトガル人3人組の青年たちでした。

最初は少し離れるから、荷物を見てて欲しいと彼らに頼まれたのですが、そこから少し話をしたり、彼らはとにかく親切で、お菓子を分けてくれたり、一人旅の私が寂しくないように声をかけてくれたり、朝雑魚寝から起きたら、彼らが私にブランケットをかけてくれていました。(クーラーがガンガンに効いていて、船内はとても寒かった)

別れを惜しみつつ船を降り、私は予約していた宿に向かいます。するとその宿でもまた彼らに偶然会うのです。夜ごはん一緒に食べようと誘ってくれて、私は嬉しくて。みんなでスーパーに行って食材を買って、彼らがずんどう鍋で大量のポモドーロを作ってくれました。あの時の風景は写真のように脳内に記憶されています。その時となりのテーブルに座っていたのがMちゃんでした。

ヴィンテージ好きのMちゃん

Mちゃんは日本からきて年も近くて同じ一人旅、との事もあって私たちはすっかり意気投合するのです。彼女はマリメッコのヴィンテージのバックを下げて、iitallaのkiviのキャンドルホルダーを、蚤の市で手に入れた事を喜んでいました。きらきらのMちゃんに、長旅ですっかりボロボロの私が一緒ですこし恥ずかしかったけど、一緒にいるのが楽しくて、その翌日船でエストニアまで一緒に行きました。とってもかわいくて賢くておしゃべりなMちゃんのお陰で、なんと楽しい時間を過ごす事ができました。

それから数年後

Mちゃんとは日本に帰国して一度ごはんは食べに行ったけど、お互い住んでいるところが遠いのでなかなか会う事はできず、Facebookでなんとなく繋がっていました。そして私がデンマークの学校に通うタイミングと、Mちゃんがフィンランドに旅行するタイミングが重なり、なんとデンマークまで寄ってくれる事になったのです。

私のいる寮にはゲストルームがあるので、そこで二人で数日お泊りをしました。学校のイベントにも一緒に参加して、これまた楽しい時間。その時コペンハーゲンの蚤の市で、「いいおじさんと知り合った?!いっしょにおじさんの店に行こう」と誘ってくれたのです。そこで紙切れに書かれた住所片手に、二人でそこに行く事になりました。

夢の国

たどり着いたヴィンテージショップは少し薄暗いけど、そこらじゅうにヴィンテージの食器が飾ってあって、宝島を探検しているような感覚でした。「すきなだけ見ていいよ」と優しいおじさん。私たちは言葉通りあーでもないこーでもないとお店をくまなく探検するのです。


実際にどんなものを選んだかは次回とします。前置きの話が長くなってすみません。。読んでくださりありがとうございました!



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