H&Y Natural CPLフィルター

2024年7月8日 15:24

本記事ではH&Yから新発売のEVO Naural CPLについて解説いたします。

Natural CPLとは

EVOシリーズナチュラルCPL フィルターは新しい偏光膜でより忠実な色再現を実現したPL フィルターです。反射面や色彩コントラストの調整など、風景写真をはじめ多くの場面で欠かせません。
色カブリをほぼゼロに抑えた新しい偏光膜、反射をコントロールしやすい高い偏光度に低反射コーティング、高いガラスの平面度と全てにおいてトップレベルを目指したフィルターです。
露出倍数も落ちにくいので、手持ちでの撮影でも扱いやすく、H&Yの独自の機構で操作性も抜群なPLフィルターです。

光学特性の詳細

偏りのない発色
変わらない偏光度と低い露出倍数
低反射率0.2%
高い平面度
撥水・防汚・帯電防止・防傷コーティング

[1.偏りのない発色]

色カブリをほぼゼロに抑えた新しい偏光膜で、青空はよりクリアに、桜などの繊細な色味を忠実に再現します。カラーバランスが崩れやすい白背景の撮影や、雪を主体とした風景もそのままの忠実な色味で写し取ります。

高透過偏光膜の場合、一般的には色味が僅かにイエロー寄りになる傾向にあり、色味の再現性を優先させると暗くなりシャッタースピードが落ちやすくなる。また、偏光度も低くなる傾向にあるが、H&YのNatural CPLは1段以下の高透過偏光膜でありながら、1.色味のニュートラル性、2.高い偏光度を両立させている、H&Yが現状で最も理想的と考える偏光膜を採用している。

[2.変わらない偏光度と低い露出倍数]

偏りのないニュートラルな発色を謳うCPLの多くは、偏光度(フィルターの最大効果)が低下し露出倍数(光量のロス)も大きくなる傾向がありました。本品では偏光度は従来のタイプとほとんど変わらない偏光度99%を維持したまま、露出倍数約1段分と明るいため、手持ちでの撮影でも手振れを防止しながら撮影可能です。

[3.低反射率0.2%]

ハイグレードな保護フィルターに匹敵する反射率0.2%の低反射ナノコーティングにより、強い光源が入るシーンでもフレアやゴーストの発生を最小限に抑えます。

[4.高い平面度]

ドイツSCHOTT社のB270ガラスを独自のHDテクノロジーによる研磨技術で高い平面度を実現。レンズ本来の解像度を損ねません。

[5.撥水・防汚・帯電防止・防傷コーティング]

メンテナンスフリーでお手入れ簡単。傷も付きにくいので長くご使用いただけます。

システム展開

現在EVOシリーズと100m K-Seriesシステム（ドロップインタイプ）の2シリーズで展開しております。

[1.EVOシステム]

アダプターを経由すればマグネット式。そのままレンズに装着すればねじ込み式で装着可能。

EVOシリーズは、幅広い用途に対応する世界初のねじ込み・マグネット装着どちらにも対応可能なシステムです。長い間フィルターの装着法式はスクリューイン方式（ねじ込み式）が一般的であったが、昨今はマグネット式での装着方法が主流になりつつあります。世界に先駆けてマグネット式システムを取り入れてきたH&Yですが、それぞれの装着方式には長所と短所があり、両方の長所を両立できるシステムを開発できないか試作を重ねて参りました。マグネット式システムは、フィルター交換を素早く行うことができるという大きなメリットがある反面、従来からあるような、時間をかけて装着するねじ込み式の確実な装着性には一歩及ばず、登山などのアクティブな状況下でレンズに装着したままにする用途にはねじ込み式の方が適しているシーンもあります。撮影状況に合わせて装着方法を選択可能なEVOシステムは、マグネット式装着による素早い着脱操作を基本としながら、動きの多いアクティブな条件下ではねじ込み式装着への切り替えも可能にします。既存の丸形マグネットフィルター各種とも互換性があり、手持ちのフィルター資産を活かしながらのシステム乗り換えや併用も可能です。
https://hy-filter-japan.com/?category_id=620459fa423f6a374c958429

日本のカメラメーカー・フィルターメーカーを含め世界中のフィルター製造を請け負い培ってきた光学性能に加え、自社製造ならではの独自開発機構を持つEVO-Seriesでより快適なフィルターワークを実現いたします。