先手角換わり腰掛け銀メモ 地獄編 #1

※検討には水匠5を使っています。
※研究ではななく、自分用のメモです。必ずしも正しくないです。

悩みの種

基本図 親の顔より見た局面

この局面が夢に出てうなされる程度に悩んでいます。
先手の利を生かすなら、45歩から仕掛けるのは当然の発想です。
今回は、結果図だけ貼ります。

まぁそうなるな

互角です。棋書にも載っている定跡の変化です。
ただ、先手持ってどうにも指す気になりません。
互角なんだけどね。玉は薄いし手番握られてるわ。
△46金に58銀と受けないといけなかったりときつい。
少なくても現段階のわたしの棋力(初段程度)だと、先手を持ちたくないのです。

この変化が嫌なら、二つに一つです。

①基本図から79玉を選ぶ
②もっと前の局面で仕掛ける

79玉の変化ではなく、片意地貼って45歩の変化に挑んでいたのですが、そろそろ白旗です。
79玉の変化は、棋書にも載っているので、今回は割愛。
よって、もっと早く仕掛けられるかを調べます。

A-22手目 △44歩


早めの牽制だが、45歩を跳ねることが出来る。

44歩の手の意味としては、桂馬を跳ねることを嫌った一着です。
35歩同歩45桂馬の攻めはわかっていても受けにくいです。

話を戻しましょう。45桂馬速攻の流行りもあり、44歩を早めについてくる人は割合多い気がします。
まぁ、図Aで攻める必要なんてないんです。そんな攻め急がなくても。
………………
…………
……
いいや、限界だやるね。
(なんだ、この茶番は?)

まぁ、45歩突きます。そのための検討メモですし。
あと、感想戦はソフト使わないである程度考える→どうしてもわからない所(詰みの有無)等の確認という方法を取っていますが、序盤を調べる時は躊躇なく使います。

45歩同歩15歩と攻めていくみたいです。
1筋の端の価値は昨今非常に高いと言われています。
わたしも早めに打診することが多いです。
端歩はよくわかんないですね。わかる人がいたら教えてください。

あまりにも早い桂跳ね

無謀と思える桂跳ねですが、存在する手らしいです。
正直、趣味の世界。
怒られるかもしれないけど、ピアノ線より細い糸を手繰る様な将棋に見えます。だけど、まぁ手筋として覚えておいて損はないですね。
あとは、取り込ませる手もあるとは思いますし、その対応も調べないといけないですね、さすがに(嘆息)。
……ちょっとだけ調べて動画にするかもしれません。
需要は知りません。まじで自分の勉強振り返りです。

B-22手目 △74歩

早繰り銀か桂馬の活用を目指すかという手です。
74歩には78金というのは、呼吸です。
75歩同歩に65角と打たれたり、33角と打たれて26歩同歩28歩とされたりするので、駒組考えたくない時は基本的には78金とした方が無難です。
(この間水匠と戦った時に、その呼吸を忘れて窒息死しました)

親の顔より見た攻め筋

ただ、まぁ飛車のコビンが空いた瞬間に攻めもあるわけで、相手からしたら「7筋を突いただけだが、何かやっちゃいましたか?」って感じかもしれない。
やっちゃってますねぇ、患者【45歩桂馬速攻過激派(やばい人達)】が突然昂奮状態になります。

最善は29飛車だが

上図から44飛車と切ってしまう手があります。
最善ではないとは思いますが、先手から攻めるというコンセプトに沿った手ではあります。
それに、この攻め筋はわかっていても受けにくいです。
飛車を切っても互角。先手の陣形は低く飛車を渡してもそこまで大きなダメージはない。
加えて、この攻め筋の将棋は攻めてる方が勝ちやすい様な気がします。先手の手はわかりやすいですが、後手からすると受けるのが難しいし。
そもそも、互角ですしね。
44銀ならいきなり仕掛けずに、悠々を駒組に戻っても良いです。
今回、要は基本図から45歩を突きたくないだけなので、もう狙いは達成しています。

飛車を切られる手を警戒して22銀

22銀と下がられると、難しい。
こちらの15歩と絡めた攻め方が必須になる。
※詳細は省きます。

つまり、45桂馬で速攻をしかける場合、
22銀と下がられた時のために、15歩と絡めた攻めは必須項目になるということらしいです。
知らないと、攻めきるのは容易ではないでしょう。
そうなると、趣味の世界とは言い切れないですね。

しかし、14歩と挨拶してこなかった時の対応も気になりますが、それも併せて検討という感じですね。

奇襲は大丈夫なのか?

角を切って飛車先突破が狙い

△33金型早繰り銀でも、課題局面の一つ(これを受けられないと成立しないので)でしたが、この手に関しては特に問題ないと水匠先生からお墨付きを頂きました。

47銀と上がる

77角成同桂に86歩で後手の狙い通りになりそうだが……

飛車はなり込まれそう

先手の候補手で分かりやすいのは、▲66角だった。
あとは、35歩~45桂馬を見せれば先手が良いと言っている。

66角打ちは将来的な飛車周りを見ていた

あとは飛車を回るという大技が狙いだったんですね。龍さえ消せれば後手は角損だけが残ります。

とは言え、正確に指されると厳しいので、この奇襲策について、
1:66角と設置
2:35歩~45桂馬
と頭の片隅に置いた方がよさそうです。


C-22手目 △64歩

腰掛け銀を目指す一着

というわけで安定の64歩です。
45桂馬怖かったら、52金がおすすめって棋書に書いてあった気がします。
(やばい人達はそれでも桂馬跳ねてくるんですけどね)
補足説明ですが、△62銀型なのは、先手の45桂馬速攻に備えている意味があります。△72銀型の方が、陣形としては優秀だとは思います。

で、ここでの先手の候補手なのですが、
①78金:相手の桂馬が跳ねられたら流石に上がりたい
②68玉:いつでも価値が高い
③47銀:48金29飛車と確実に2手掛けないと陣形が安定しない
④96歩:9筋の突き合いの価値があるのか問題
ということですので、68玉が無難です。

※今回は腰掛け銀の検討ですが、早繰り銀の場合は対腰掛け銀に対して78玉型が優秀なので、金上がる手は出来るだけ保留したいですね。

公式戦でも見た気がするなぁ

あれ、なんかこれどっかで見たぞ? って図になりました。
仮に△63銀とすると、公式戦でも登場した形になります。
ここで63銀以外の手はどうなのかとう話にはなりますが、
①52金:桂馬を跳ねるのは断念せざるを得ないが、後手の62金型を封じた。
②44歩:45歩から仕掛けて基本図回避成功
③74歩:35歩同歩45桂馬から当初の基本図回避成功
もっと極端なことを言うと、①②以外は35歩同歩45桂馬から基本図を回避できます。

銀が邪魔で62金が出来ません。
72銀型なら尚更金は上がれません(71角でゲームセット)。

たまにやってしまう手
課題図

ということで、これが課題図になります。
ソフトの力を借りながらではありますが、大袈裟かもしれないですが同じ結論に辿り着いて嬉しいというか恐怖を感じています。こわい。

基本図 再掲 親の顔より見た局面

わたしはただ、この局面を回避したかっただけなのに。
課題図からは、22銀が最善となります。
16歩型の45桂馬速攻の攻め方については、「進化する角換わり▲4五桂」という本に書いてます。


Kindle Unlimitedでも読めるみたいです。
定額で沢山本読めるんですけど、買った本が読める様になるとちょっと複雑な気持ちになる。
とはいえ、便利なんですよね……。
購入検討している本を読んでみて買うみたいなこともしてますし。

電子書籍で購入したい場合は、将棋情報局の方がKifファイルついてるのでお勧めです。

まとめ

①基本図を受け入れるなら79玉からの変化を調べる
②先手らしく先攻したいなら、端歩を絡めた45桂の攻めを勉強する。

②については、後日youtubeで動画作ろうかと思ってます(宣言法)。
今回はかなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ではまた次の記事でお会いしましょう。








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