いかに生徒をサポートするか

支援が必要な生徒さんに対して親御さんからの理解がない場合、一教師としてできることはかなり限られてくる。支援は恥ずかしいことではなく、視力が悪い人にメガネが必要なように、その生徒が安心して学べる環境をサポートするためにあるので必要なことを受け入れて欲しいと願う。

まれに、うちの子は完璧で問題がない。問題があるのは周りの人間や環境である、と受け入れてくれない親御さんがいる。

気持ちはわからないわけではない。どの子も個性があるし、個性の一つなんだからサポートなんていらない、とか、色々だ。

現在、一つのクラスに約18人ほど生徒がいるが、そのうち6人、3分の1が発達障害だと思っている。授業中におしゃべりがやめられない子、立ってふらふらと歩き回る子、どうしても携帯やパソコンでゲームやら始めてしまう子、我慢ができない子、様々あるが6人もいると先生一人ではてんてこ舞いになる。席順で工夫するとか教え方を変えるとか、世間に出回ってるありとあらゆる方法で対応する。しかし、最終的に先生一人では無理なのでアメリカでは学校にいる専門家がサポート体制を整えてくれる。

とはいえ、簡単ではない。18人でそれほど人数がないが、それでも6人もいるときつい時はきつい。

問題を起こす生徒さんの親と会話すると大抵親側としては学校に理解して欲しい、と言うが、同時に他の生徒と同じように扱って欲しいという。その気持ちもわかる。しかし、サポートが明らかに必要な子はサポートしてあげたい。

うろうろ勝手に歩き回ってる子を注意しないでそのままにしておいて欲しいと言う親御さんもいる。ずっとおしゃべりがやめられない子も個性だから受け入れて欲しいと言う。

とりあえず、自分ができるだけのことはするし、やっている。受け入れてもいるが、それでも他の子を邪魔することはしてほしくないので注意などはする。やってはいけない事をする場合はちゃんとそれを伝えなくてはならない。

何が言いたいかよくわからなくなってしまったが、要するに、今日はそんな6人の相手にひどく疲れてしまい、ぐったりしてるというところだ。

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