小4・小5 ~おすすめの教材も~


01. 小4 at 塾

さて、小3では親が思っている以上の立派な成果を出した娘。塾の模試は5回ありましたが、うち3回で1位という結果。もちろん母数が少ない中ではありますが十分以上、期待以上の結果です。そして何よりありがたかったのが小学校での担任の先生にも恵まれたこと、小4に至っても比較的安定した状況を維持します。

塾では小4の春の段階で選抜クラスの募集があり、娘に聞いてみたところ(恐らくその真意はよくわかっていないと思うのですが)チャレンジしてみるということだったのでチャレンジ、小3の勢いそのままに無事選抜クラスに合格して新たなステップに踏み出すことになりました。小4の模試結果は5回のうち2回で1位。加えて小3の時は経験のなかった模試での満点も3回経験(国語1回、算数2回)、と驚くほどの成果。

一方、選抜クラスの人だけが受験する首都圏の某模試については苦戦が続きます。思いのほか得点を取り切れないのです。そりゃあそうですよね、首都圏でゴリゴリにやっている人たちに比べると明らかに勉強時間が劣っていますから。そこは気にしないことに決めました。

細かいところを見ればいろいろあったのだと思いますが、まさに「安定していた時期」だったのではないかなと。

02. 小4 at 学校

当時の、小3小4の頃の担任の先生ですが、実は大学を卒業したてのぴっかぴかの先生1年生でした。最初にそれを聞いたときは不安に思ったのですが、今までで一番良い先生だったと思います。まだまだ不慣れだからこそ、なのかもしれませんが、どんな生徒に対してもしっかりと寄り添って理解を示してくださった印象があります。偏見かもしれませんが、なまじ経験値がある方ほど目の前で起こっていることに対して反応する感度が落ちてしまうのかもしれません。若手の先生は体力もありましょうし、身の回りで起こる全てのことが新鮮で初体験のことばかりでしょうから、それらに対して概ね全力で取り組んでくれるのではないか、と。もちろんベテランでもそうではない方もいれば新人でもそうではない方もいますが、我が家においてはたまたまそんな感じだった、というここまでの4年間でした。

例えば。
妻は習字を習っていたこともあり、子どもに対しては「丁寧に字を書くようになってほしい」という思いが強かったのです(だからといって無理強いをしなかったのは妻の立派なところです)が、我が子と言ったらもう雑。汚いというよりは雑。

これを学校の面談でそれとなく先生に伝えてみたところ、23歳の若い若い先生の神回答が返ってきました。「恐らくお子さんはとても思考が早いので、頭の動きに手の動きがついていっていないだけだと思います。強制してゆっくり丁寧に書かせなくても、いずれ落ち着くタイミングが来るので見守ってあげればいいですよ。」と。

これ、本当に神回答じゃないですか? 「私もそうかもしれない!!」と勇気づけられる人がたくさんいるのではないかと思います。実際、我が子も、勉強をする習慣はしっかりとあるタイプでしたが、小学校の先生が言うところの「落ち着くポイント」は中学生くらいになってから訪れました。今では十分見やすい字で書けるようになっています。この神回答に救われました。すごい先生だったなぁ。

03. 小5

良いことは続きません。

学校では担任が交代になりました。これが娘にとっては不幸の1つ。良い先生かどうかではなく、1・2年生の頃と同じくとにかく合わない先生でした。明るくて元気で良い先生なのですが、多くの場面で娘と合わない、そしてそれはイコール我々親の考えかたとも会わない、というわけで辛抱の2年間でした。

塾では、ここまで順調に来たからこそですがやや苦労の時期を迎えます。と言っても全体でみれば5回の模試のうち1位1回、3位3回なので決して悪くありませんし、残りの1回も13位で国語でミスがあり算数は大きな問題はない状態だったので、大騒ぎするほどのことではありません。けれども、ここまでが順調すぎたので、果たして見えないところに算数の不安が潜んでいるのではないか、ともやもやした不安なタイミングがあったのを覚えています。
※とは言え言葉にしてみればそうなりますが、実は私はかなりの楽観主義者なもので、瞬間そのように感じることはあってもすぐ忘れていたとも思います。そういったことを考えないことはなかったですが、それでメンタルがやられたり心労で・・・みたいなことはありませんでした。そういう性格だったのはラッキーかもしれません。

塾の先生(同僚)いわく、「小5は学校でもそうだが、特に塾においては算数の難易度がぐっと上がる時期で苦戦する場面が出やすい時期。ここまで順調に来ており基礎基本はできているから、1度の結果に一喜一憂せずしっかりと復習など今まで通りに学習に取り組んでいけば問題ない」とのこと。心の中では「ほんまかいな?」ともやもやしていて、多少娘にはっぱをかけるような言葉をかけるようにはなりましたが、あほみたいに勉強量を増やすようなことはしませんでした。忍の一字、ギリギリのラインでバランスはとれていたのではないか、と振り返っています。

04. 自宅学習の教材 ~おすすめ~

さて、小3から自宅学習で取り組んでいたものが、SAPIXの「きらめき算数脳」シリーズでございます。こちら、塾の先生に紹介されたもので、薄っぺらいものなので、1週に見開き1ページ進めるくらいで十分な量しかありません。それでも内容が濃厚、かなり難しいです。お子さんによっては初見で気持ちがなえてしまう可能性があるので、取り扱い注意ですが、学校の勉強が簡単すぎたり、塾でもある程度の成果を出せている方にはお勧めです。

この記事を書いている2023年現在、娘は中3で受験生なわけですが、ここに至るまで数学で大きな苦労をしていません。駿台模試にもなると苦労する場面もちらほら出てきましたが、中3春の東進全国統一中学生テストで特待生になるくらいには成長しています。娘も私も、塾での勉強もそうだが、それにもましてこの「きらめき算数脳」に鍛えられた部分が大きいという実感を持っています。娘がその感想を持っていることには驚きました。
当時は難しくて涙を流すこともありました(1~2回くらいですが)が、それでもくらいついてやってくれていたのが印象的です。やめるとは言いませんでしたから。基本的には穏やかな子供だと思っているのですが、思いのほか良い意味で負けず嫌いなところもあって驚いたくらいです。

ぜひ、興味がある方はこの「きらめき算数脳」シリーズにチャレンジしてみてください!!

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