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「ワッショイ!〜I am me!〜」を観劇して


2023年12月10日、

舞台「ワッショイ!〜I am me!〜」を観劇してきました!

この舞台を観劇することになったきっかけは、僕が応援している声優・並木のり子さん(のんたん)でした。

①のんたんがアニメデビュー30周年と誕生日を記念して開催した「ライブバス」に松本梨香さんがゲストで登場

②“松本梨香さんが演出を務める演劇ユニット「Blue Bee」の舞台に出演したい”とのんたんがお願いしたところ、梨香さんが快諾

③9月13日、Blue Beeの朗読劇「名前を呼んで、もう一度」にのんたんが出演

「ワッショイ!〜I am me!〜」への出演も決定


⬇️「ライブバス」のnoteも書いていますのでぜひ♪


“出演交渉”を目の前で見届けたファンとしても、「面白い」と評判が高い「ワッショイ!〜I am me〜」は絶対に観劇したい舞台でした!

朗読劇「名前を呼んで、もう一度」が素晴らしかったので、その期待値はさらに上がっていました!



〜あらすじ〜

舞台となるのは、コロナの影響で傾きかけているショーレストラン「スペランツァ」。
再オープン直前に、売れっ子人気シンガーが突然、店を辞めてしまう。
そんな矢先、この人気シンガーにうり二つのホール見習いが現れる。
しかも、このホール見習い、抜群に歌がうまい!
オーナーたちは、ホール見習いを人気シンガーの身代わりに仕立て上げることに。
店の起死回生を賭けてエンターテイナーたちの戦いが始まるが……。

「CoRich舞台芸術」サイトより



これから先も公演がある作品だと思うので、ネタバレはなるべくしないようにしつつ感想を書いてみたいと思います。


最初に、この作品をひと言で表すなら

「エンタメの面白さが詰まってる!」

そんな作品でした!


開演前に行われた梨香さんの場内アナウンス(“影ナレ”と呼ぶらしい)から面白くて、「笑いながら観劇していいんだな」とリラックスできました。

「お客様の携帯電話が鳴ってしまいますと、自分の携帯が鳴ったと勘違いしてキャストが出ようとする恐れがありますので〜」

みたいなユーモア溢れるアナウンスで、開演前から楽しかったです!お子様たちにも大ウケでした!

この舞台で“耳”から惹かれる要素として、梨香さんがボーカルを務める和楽器バンド「祭火」の生演奏も外せません。

BGMや転換のSEが生演奏であることによって、この作品がより豪華に仕上がっていました。


僕が1番笑ったポイントは、梨香さん演じるアンジェラさんがスペランツァで働くことになって、接客の練習をするシーン。

もう完全にアドリブ祭りなのが分かりました。笑

練習相手の朱音さん(のんたん)も笑いを堪えるのに必死で、そこも見てて面白かったです!笑

ウェーブのかかったウィッグを被った梨香さんが「野沢雅子に見えてきた」と言われたときは、会場がドカンと笑いに包まれました!

「大先輩」と呟く梨香さん。ニヤニヤするのんたん。
(声優・のんたんから見ても同じく大先輩。笑)


…このシーン思い出すだけで元気になれる。笑


また、「800mの大会で新記録作った」というセリフは梨香さんの実話だったり、フフっとなる小ネタが沢山入っていたのも面白かったです。


「ワッショイ!〜I am me!〜」は、笑えるだけではなくて感動するポイントも。

経営不振のスペランツァの話から、コロナの影響を大きく受けたエンタメ業界について語られるシーン。

「コロナによって、エンタメは無くていい物という扱いを受けたんだ」

というセリフは、もはや“セリフ”としてだけでなくキャスト全員、エンタメに関わる全ての人の心の叫びのように感じられて胸が熱くなりました。

「エンタメは無くていい物なんかじゃない!」

この作品で1番伝えたかったことは、これなんじゃないかなって僕は思っています。


劇中で梨香さんが歌った
『めざせポケモンマスター』の一節

「ユメはいつかホントになるって
だれかが歌っていたけど
つぼみがいつか花ひらくように
ユメはかなうもの」

そして『守るべきもの』

これもまた「劇中歌」という枠を越えていました。

「スペランツァという大切な場所を守りたい」

「ステージに出続ける夢を叶えていきたい」

という役柄としてのメッセージも勿論あるんだけど、

「エンタメ業界をこれからも盛り上げていきたい」

という作り手のメッセージ、そして何より梨香さんの歌声に乗せられた熱い感情...

とても心が揺さぶられました。感動しました。




キャスト陣の生き生きとした演技、生演奏、モノマネ、アドリブ、歌、ゆるキャラ、舞、会場の皆で盛り上がった『顔晴れ、ワッショイ!』などなど。

先ほども書きましたが、「エンタメの面白さが詰まってる!」と感じられる素晴らしい作品。

「明日からも顔晴ろう」という気持ちになって帰れる、最高の舞台でした!

2023年の終わりに観劇できて、とっても幸せです。

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