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「ミス」と「失敗」を区別できなければ幸せになれない

成果や望ましい結果を得るには主体的な行動が必要です。

ところが、失敗を恐れて積極的な行動を避ける人はたくさんいます。こうした人たちの多くは、「失敗するのがいやだから」と考えて行動しません。

その人たちの多くが「失敗」の意味を正しく理解していないように思われます。つまり、「失敗」と「ミス」の違いを意識できていないということです。

「ミス」は英語ではmistakeになります。ミスとは「正しくない」という意味の言葉です。誤字、脱字、計算ミスなどが分かりやすい例です。「正しくない」わけですから、ミスはなくす必要があります。ミスはゼロにすべきものなのです。

これに対し、「失敗」は英語ではfailureです。「うまくいかなかった」という意味の言葉ですが、それは決して「正しくない」ということは意味していません。やり方が間違っていたわけではないけれど、成功には至らなかったという意味なのです。

例えば、エジソンは、電球の発明の際に、日本の竹がフィラメントの素材として最適であることを発見するために約6千回の実験を行ったそうです。それらの実験はすべて失敗に終わったのですが、決してミスではありません。どれが正解かわからない以上、試してみるしかないからです。

現代社会は何が正解なのかがわからない社会です。しかし、行動しなければ何も良いことは起きません。「失敗」は、正解を見つけるまで繰り返す必要があるのです。

「失敗」を避けて行動しない人は、現代社会を生き抜く力のない人なのです。良い人生を切り開くために、私たちは「失敗」を習慣化する必要があるのです。

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