孤独について 2.孤独の定義 2
私も”後期老齢者”が近づき、これからおとずれるかもしれない「おひとりさま=孤独」の時間をどうすごせばよいか考える必要を感じています。
そこで、「こんな本を読んだ 番外篇」で、さまざまな人の著書をもとに「孤独」について考えています。今回は前回「孤独の定義」の続きです。
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(前回からの続きです)
3.医学面からみた孤独の評価
孤独は、うつ病やアルツハイマー病のリスクを高め、認知機能の低下を加速させる可能性があるとされます。
4.哲学・文学からみた孤独の評価
人間のの精神性において、孤独は必ずしもネガティブなものではない。孤独状態において人間は自分の存在などについて考えることを強いられ、その結果、創造性、想像力などにつながる。文化や芸術における創作活動では、それから生み出された作品が数多く存在する、とされます。
私が読んだ本でも、孤独の否定的な面をみとめながらも、その有用性について推奨しているものが多く見られます。
5.孤立・孤絶
「孤独(solitude)」に近いことばとして、「孤立(loneliness)」「孤絶(isolation)」があります。それぞれの意味は次のとおり。
孤立:まわりとのつながりがなく、<ひとり/自分たち>だけでいること。(三省堂国語辞典七版)
「孤独」が主観的な感情であるのにたいして、「孤立」は客観的な状況です。ただし、まわり(=かえるべき場所)はある状況といえます。
孤絶:ひとりだけ取り残され、つながりがなくなること。(三省堂国語辞典七版)
こちらは、かえるべき場所もなく、絶対的なひとりぼっちといえます。
今後、ことわりなくこれらのことばを使うことがあるかもしれませんが、以上のような違いがあります。
6.孤独・孤立対策
令和5年5月31日に「孤独・孤立対策推進法」が制定されました。
概要は次のとおり。
まだ実効性はわかりませんが、ヤングケアラー、障害者・高齢者等への対策は急ぐべきものだと思います。
※この文章は、ChatGTP、Wikipediaやネット上の記事をもとに、私の意見も加えてまとめたものです。学問上の通説といったものではありませんが、おおむね当たっているかと思います。
次回からは、さまざまな人の「孤独」についての考え方をみていきます。次回、トップバッターは岡本太郎。
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すみません。今、体力がなくてお返しのスキができておりません。ご了承くださいませ。
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