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父親からの電話

水曜日の夜に夢を見た・・
自分は実家にいて、母親と弟と居間にいるところに電話がかかって来る。
出ると、死んだうちの父親だった。
「あぁ、あの、アベ君って知り合いしってるか? なんか家に届いてるから・・あぁ、うん見にきてくれ」
いつもの口調で電話の向こうで話している・・
驚いたぼくは、
「っ・・え、えーと、お父さん? 死んでんの知ってる?」とその部屋にいる母親と弟に聞こえるように大声で電話に向かって話した。
電話は切れたようだった・・。
「・・だれから?」と弟が尋ねたので、
「・・いや、お父さんさんからだよ・・なんか実家に届け物あるから見にこいって、言ってた・・」
「・・また、気味悪いこと言ってるわ・・」と母親が続けた。
余りに驚いたので目が覚めた。
夢だったのかと、明かりをつけ壁の時計を見ると朝の3時15分頃だった。

夢の中で母親が言ったように、気味の悪いことは実家では自分の「担当」だった。
昔からその手のモノを見たり聞いたりして、それを口に出して家人を疎ましがらせていた・・だって見えるんだから、仕方がない。
しかし、父親が夢に出てきたのは、これが2度目か3度目か・・あまりないことだった。
思えば昨日は、3連休の初日・・そして、気が付いたのは今週末は「お彼岸」だということだ。
なるほど、何かと理由をつけて墓参りに来い、ということだったのかもしれない・・そういうところのある父親だった。
成仏できてないなら気がかりだ・・とりあえず行ってみることにする。



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