FIFA ワールドカップ2022 カタール
メッシが悲願のワールドカップを獲得し、「神の子」から「神」になり劇的にな幕切れを迎えたカタールワールドカップですが、このあっという間に過ぎ去った一ヶ月間いついてあれこれを記していこうと思います。
史上初の冬にワールドカップを開催することについて、ヨーロッパではシーズン中ということもあり大会前に連日相次ぐ怪我人の情報に視聴者の私ですら頭を悩ませていた。全ての国がベストな環境で戦って欲しいと切に願っていた。
そんな中で開幕したカタールワールドカップ、私は純粋にとても楽しめたし本当に幸せな1ヶ月間を過ごすことができた。
その楽しめた要因は大きく3点あるのでそれについて話していきたい。1つは次回お話する。
・優勝予想
今回、大会前からアルゼンチンの優勝を予想していた。
しかし、私は影山さん(日向坂46)みたいな試合の分析は素人レベルにしかできないし、アルゼンチン代表の試合はほとんど観ていないので半分は勘と言っても過言ではない。
ただそれでもアルゼンチンを推した理由は3点ある。
①アルゼンチン対イタリアの試合より
唯一アルゼンチンの試合を見たコパアメリカ王者対ユーロ王者の試合でアルゼンチンはかなりのインテンシティが高いゲームを行なっていた。決勝の解説で本田さんも言っていたが、選手の距離感がよく攻撃をする時はもちろんのこと、ボールを奪われた瞬間にもプレスにいける位置に選手がいてすぐに奪取を試みることができる。しかもかなりの強度で。(この強度の高さはアルゼンチンだからできることかもしれない。)
これを繰り返し行いユーロチャンピオンのイタリアを寄せ付けな強さで勝利し、それが頭に残っていたから。
②ヨーロッパ勢で圧倒的なチームがない
アルゼンチンの試合は観れてはいなかったが、欧州勢の試合はネイションズリーグやワールドカップ予選で観ていた。
その中でネイションズリーグに関して言えば、各国ネイションズリーグだからもしれないがコンディションが良くなさそうに思えたり、なんとなくやる気が感じられないような気がした。(今回のワールドカップを見たから尚更)そこで何試合も見たが飛び抜けて良さそうなチームが見当たらなかった。
③メッシのコンディションとアルゼンチンの一体感
今シーズンのメッシは昨シーズンとは打って変わって、絶好調だった。ワールカップ開始前の時点でリーグ戦CLで合わせて18試合11ゴール14アシストと驚異的なスタッツを残して、ワールドカップに乗り込んできた。前回のワールドカップのアルゼンチンはメッシと周りの選手のレベルの差があるチームの印象だった。だがこの四年間で各ポジションに若手の選手が台頭してきて、特に中盤にその優秀な人材が揃った印象を受けた。今大会大ブレイクのエンソ・フェルナンデス、汗かき屋のロドリゴ・デパウル、好調ブライトンの攻撃を牽引するマクハリスターなどの選手が組み合わさることにより盤石の布陣が組めると思った。
そして皆がメッシのためにワールドカップを。そしてメッシの為にプレーするという一体感が始まる前から伝わってきていた。
以上のことから私はアルゼンチンを優勝予想とし決勝まで残ってくれたので、このワールドカップを最終日まで余すことなく楽しむことができた。
※結果私の予想は見事に的中したのだが、今大会違った意味で大ブレイクした影山さんもアルゼンチンの優勝予想をしていたので、的中するのは必然だったかもしれない笑
・若手選手の活躍(特に20代前半の選手)
初出場で緊張して当たり前なのだが決して臆することなく自分のパフォーマンスを最大限に発揮し観客を魅了した選手が本当に多くいた。
その中でもとりわけ私を夢中にさせてくれた選手がいた。
それはクロアチア代表ライプツィヒ所属のグバルディオルである。(私の個人的な大忖度で今大会のMVPです)
20歳ながらクロアチア代表のセンターバックとして鼻骨を骨折しながらも、7試合フル出場でディフェンスラインをささえ3位という結果に大きく貢献した。
彼の存在は昨年のユーロで初めて知った。19歳で代表の左サイドバックで持ち味の攻撃力も守備力も十分に発揮し、世界からの注目を浴びた。その時にはライプツィヒに加入が決まっていた。もともとボランチもできる選手ということもあり、足元の技術は一級品で、縦につけるパスやDFラインから20メートルぐらいをかるく1人で運べるドリブルでビルドアップするシーンなどいろんな場面で見られ攻撃の起点になっていた。レアルマドリードで活躍するアラバとも重なるような部分もあると感じている。(なんとしてでもグバルディオル獲得して欲しいです笑)
我らが日本の前にも立ちはだかり、途中出場の浅野のスピードを凌駕する速さも持ち合わせており、日本攻撃陣の前に立ちはだかり続けた。そんな彼はグループリーグの初戦から持ち味を存分に発揮し鰻登りに評価を上げていった。3位決定戦のゴールや相手のDFラインの裏まで上がっていくプレーに楽しませてもらった人も多くいるだろう。
そんな彼とメッシのマッチアップには本当に心躍らされた。正直メッシの圧勝と言っても過言ではないが、そもそもこの大会特に神がかっていたメッシに1人で対応できる選手なんて存在しない笑。そんなメッシに必死に喰らい付く姿勢は見ていて応援したくなるし、今後の伸び代への期待からすごく胸熱な展開だった。デュエルには負けたがなぜかすごく満足している自分がいた。ただこのメッシを止める世界線を見たかったのも事実ではある。笑
本当にこの大会で私はグバルディオルの虜になり、周りの友人にも事あるごとに激推ししてました。そしてそのプレーを7試合も見れたことは本当に幸せだった。
今後のグバルディオルの活躍には要チェック!!
本当に普段見れていない選手のプレーが見れるのも醍醐味の一つで、今回もたくさんの選手を知ることができた。
アムラバトやウナイ、エンソフェルナンデスなどは筆頭で、今回大ブレイクのした選手のクラブでの活躍もしっかり追いかけたい。
そして改めてエンバペの怪物ぶりに驚愕したのと同時に次はエンバペの時代になることを世界に知らしめた大会だった。
決勝のハットトリックなんて神ですらやってないのだから。
(66年大会にハーストという選手が達成して以来とのこと)
最後にこれは今更言っても仕方のないことだが、私はロナウドが好きなので、ロナウド対メッシの決勝戦を心から願ってました。予選ラウンドが終了時点で、トーナメント表では反対に両国に位置していたのでかなり期待しましたが、モロッコの前に敢えなく撃沈。ロナウドメッシを見て育った私からしたら両者が唯一獲得していないタイトルをかけて、ワールドカップ決勝という素晴らしい舞台で争うのを世紀の一戦を見てみたかったな、、、
色々問題行動を起こしているロナウドですがモロッコ戦後の悔し涙には心打たれました。
本当にこの一ヶ月間は私にとって素晴らしい日々になりました。全試合は見れませんでしたが、53試合はフルで見ることができました。朝起きて試合がないと、違和感を覚えます。ワールドカップロスです。正直予選ラウンドが終わったぐらいからロスは始まってましたが笑
決勝戦は本当に手に汗にぎる素晴らしい試合でした。この舞台にいつか日本代表が闘えることを夢見てこれからの日々を過ごしていきます。
次回は日本中を熱狂させた日本代表について話したいと思います!