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I'm ganna be a star .

「俺の中での1番はこの曲」と、"スターになるのさ そうなるってわかってる"そんな歌詞から始まるUntitled。のちにstarrrrrrrという曲を生み出す彼らの、今日のライブでは数ある曲の中でも12位に選ばれた曲。昨日はじめてラストにシャンペが歌っているのを見ていて、冒頭のイントロのギターを弾く川上洋平を見て、すごく色んな思いが伝わってぞわっとした。明らかに違うあの曲の持つ空気感。デビュー直後のファーストアルバムで示した世界を目指すバンドのメッセージ。改めて変わらない芯の強さを改めて感じることが出来た。もうとっくに世界一のバンドですよ、本当に。

有観客のライブ、最初はどことなく不安だった。たぶんファンは少なからず思った方も多い気がする。まだ早いんじゃないか、もし何かあったら。だがさすが[Alexandros]、そんな心配をもぶち壊すような楽しい展開やら企画を用意してくれる。15曲のリクエストパーティーだのMCに勇退を宣言したままだったドラマーのサトヤスをMCに起用するだの、直前にはオンラインで打ち上げをしますだ。まるでこの期間で空いてしまった心を埋めてくれるような盛りだくさんの夏フェス2日間。充実感は何にも変え難かった。

照明が暗転しステージに光が注がれた時、両日ともMCのサトヤスが登場し場を盛り上げてくれる。もちろん歓声などを出すことは禁止されているため、拍手で答えるといったもの。ライブの本編も最初はメンバー、オーディエンスどちらも盛り上がり方には戸惑いもあるように見えたが、次第に熱も上がってきだんだんといつものライブとなんら変わらない。ダイブなどがない分腕を上げ、声などを上げられない分拍手で答え楽しもうとしているのを見るとライブの一体感を改めて感じられたし、各々楽しんでいるのを画面越しでもすごく体感した。もちろんそれはメンバーも。
少しでも早く、また楽しめるようになればいいなと思ったけど、この機会だからこそ余計に音楽の持つ力は非常に強いと改めてすごいなって思わされたんですよね。

こっからは完璧自己満セトリの話。もはや全部良すぎてっていうか初日も2日目も好きな曲ばかりだった。なんであんないい曲ばっかなんです?
このリクエストを開催することにより、いちばん最初にリクエストしたWaterdrop。雨粒に見立てた演出。曲の持ち合わせる儚さも相まって美しかった。ひとつの物語を見ているようでした。そしてラストのKick&Spinの盛り上がりがほんっとにいつものライブでね。そこも含め、歌詞といいギターといいやっぱり大好きだなこの曲って思うんです。毎回いちばんテンション上がるけど毎回必ず泣いちゃう。
ここで書きたいのはSwan。ほぼこのこと忘れたくないからこれ書いてたんですけどいざ書こうと思っても全然言葉でてきませんね。最高だった。感無量。ここまで来て余計な言葉なんていらねえんじゃねえの?とかすら思ってきたんだけど、ただでさえ特別だったあの曲がもっと特別になって大事な曲になりました。今んとこ「Leaving Grapefruits」「温度差」の次です。初めて買ったドロスのCDがSwanで、元々好きだったけどそれきっかけでハマったっていうのに近くて、もうあれから4年。そしてつかず離れずみたいな感じで追ってっていざどハマりしたのはほぼ今年。あの時はっていうか去年の今頃までこんな好きになるなんて思ってなかったこのバンド。どうなるかわかりませんね...じゃなく、Swan、当時から聴こえてくるサウンドも歌詞も(意味深なあの感じね)全て全て形容し難いくらいに好きで。楽器全部が主張しあって、ぶつかりあってみたいな。原曲がすごく好きだから原曲に近いバージョンでやってくれてのとっても嬉しかった。WCIPのツアー以来やってないから3年ぶり、次いつ聴けるかなんて到底わかんないんだけど、絶対ライブで、生の音で聴きたいです。

もうほんとに語りきれないけど、今回の[Alexandros]の有観客のライブをきっかけに良い方向に音楽業界が動いていったらそれは誇りでしかない。夏フェスが行われない中、ファンを信じてやってくれてすごく幸せでした。これからもかっこいい世界一のロックバンドでいてください。


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