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山の基本装備

こんにちは、清水です。
山には危険がたくさんあります。対処は知識がないと難しい面もありますが、事前の対策は誰にでもできます。今回は山に行くときにリスクを減らすために必要な装備についてみてみましょう。

■服装

服装は長そで長ズボンを基本装備に、薄手の重ね着で調整するのが一般的です。
私の場合は、夏は速乾性のアンダー(いわゆるぴちぴち)に速乾性のTシャツを着ています。冬はヒートテック+薄手のセーター+フリース+ダウンです。内側に汗が乾きにくいものを着ると良くないとは言われるのですが、私は寒さの方が我慢できないので暖かさ重視で服を選んでいますが、運動するとすぐ暖まる人は速乾性のものがよいでしょう。
また虫刺されや草本による切り傷などを防ぐため、足首や手首などまで袖があるものを着用しましょう。足首は丈の長い靴下を履くとより防御力が高まります。
帽子は日光を遮り疲労を軽減するほか、落下物があったときに少しでも頭を守れるよう身に着けると良いです。
服の色は、迷ったりしたときに見つけづらくなるので黒色、暗めの色、迷彩色は避けましょう。

■持ち物

両手が使えるようにリュックサックがおすすめです。山は天気が変わりやすいので、上下が分かれたレインウェアを持ち歩きましょう。不意の雨に濡れると体温が低下し、夏でも低体温症になり最悪死に至る可能性があります。
安全のため目的地までの道のりを把握しましょう。紙媒体の地図、コンパスを使って地図を読めればより安全度は高まりますが、慣れないうちはGPS(多くのスマートフォンで利用可能)に頼ることもできるので、携帯電話とモバイルバッテリーを忘れずに。
また山に入る時にはクマ鈴を持参しましょう。クマに限らず、人に慣れていない動物は人の気配がすれば向こうから逃げていきます。無用な接触を避けるため、積極的にこちらがどこにいるのかを知らせるようにしましょう。
どんなに低い山でも遭難の危険はあります。緊急時に備えて救急セット、非常食、水、ヘッドライトなどの備えをしておきましょう。

■人に知らせておく

山では電波が通じないことが多々あります。障害物が多ければGPSも使えないときがあります。こちらから情報を発信できないまま遭難してしまったら、自力で下山するほかは誰かが気付いてくれるのを待つしかありません。身近な人、関係者には行き先と戻る予定の時間を伝えておきましょう。
電波が通じても携帯電話が壊れたり充電が切れてしまうこともあります。身近な人の連絡先などは電子機器だけでなく、紙に書いたものもあると安心です。なお、鉛筆など水に濡れても消えないもので書きましょう!
また公共交通機関で出かけることもあると思います。特に人口の少ない地域では終バスや終電の時間が思っていたよりもずっと早いことが多々あります。事前に計画を立てて調べておきましょう。

山に行く目的は人それぞれですが、油断している時こそ事故は起こりやすいです。自分が当事者になることもある、という意識で事前の準備をしっかりしましょう。
ちなみに、これらの対策はもちろん危険な動植物、おすすめの救急セットなどを百森のホームページに簡単にまとめてあります。ぜひご覧ください◎

※サイト上の情報は完全なマニュアルではありませんので、ご自身が山に行かれる際は情報収集と安全管理をご自身の責任のもと行うようにしましょう!



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