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6年生になりましたって話

4月になってしまった。いつからか、月が変わることをどこか否定的に捉えてしまっている。「やった!4月になったね☆」くらいの明るい気持ちで迎えたい。

今日は年度の変わり目の日。入社式を執り行う会社も多いんだろうか。もう何年も、そういった儀式とは無縁の会社で働き続けているので、余計気持ちが切り替わりにくい。街にでも出れば、新入社員の姿を見かけることもできるのでしょうか。

そういえば、私もこの4月から社会人6年目。小学校でいえば、6年生か。もうそんなに経ったのか。そんな気はしないのだけれど。一つの会社で長く勤めていれば、また違った感覚を抱けたのだろうか。入社したばかりの頃は、こんな社会人生活を歩むなんて考えもしなかった。私はいったいどこに向かっているのでしょう。生きるために働いて、でもそれが嫌になって職を変え、そしてまた生きるために働く。どの仕事を選んでも、結果は同じなんだよね。


ぽつぽつと仕事をこなす。休憩中に職場の炊飯器で米を炊いていたら、清掃スタッフの方に笑われた。ここで生活しているんでね。3合は多かったかな。無理やりタッパーに詰めて保存する。

16時。仕事を終えて外に出る。本当は部屋でだらだらしていたい。でも、この時間に一日を締めてしまうのは、なんだか勿体無い気がした。

四条まで地下鉄。地上に出ると、人、人、人。私が普段働いている場所とは、雰囲気がまるで違った。ここが観光の中心地か。円安効果もあるのか、今の京都、日本人を見つける方が難しいかもしれない。外国語が飛び交い続けているせいで、たまの日本語も知らない土地の言葉に聞こえてしまう。それでも、いつもと違う光景が広がっているのをみて、気分が上向きになったように感じた。いつも過ごしているところだけが、全てじゃないんだよなあ。

鴨川沿いに30分ほど北上し、知人にすすめてもらった書店へ向かう。ずっと読みたいと思っていた「翻訳に生きて死んで」を買うかどうかで悩み続けていたら閉店の時間に。思い切って購入。図書カード使えてラッキー。また平凡社の書籍だ。前も何か、この出版社の本で好き!と思ったものがあった気がする。

その後、別の知人にすすめてもらった喫茶店へ。バスに乗り、「京大農学部前」で下車。学生だと思われてたらいいな〜と思いながら、さもいつも使っているかのようにバスを降りた。まだいけるはず。でももう20後半だし、自分が思っているほどいけてないかもしれない。大学付近はやっぱり本物の学生が多くて、なんともいえない気持ちになった。「なんともいえない気持ち」を具体的に表現するのはあえて避けます。

喫茶店でオムライスを頼んだ。本当は、バジリコスパゲッティを食べたかったのだけれど、Googleの口コミに踊らされてしまった。こういうとこ、ある。そのあとパウンドケーキと紅茶のセットも。カップを持ったら、紅茶の香りが想像以上に漂ってきて驚いた。ミルクを入れて飲んだときも、まろやかすぎて震える。

「JK、インドで常識ぶっ壊される」を読み終えて、「ライオンのおやつ」を読み始めた。これは二度目。このまま読み続けると、明日の朝、瞼がぱんぱんになってそうなんだよな。どうしたもんか。


※サムネは、今夜食べたオムライス。

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