米倉 久曜

元XJapanマネジャー|学校やっています|専門学校|日本語学校|福岡で2匹の犬と暮ら…

米倉 久曜

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  • 不登校中学生が最難関高校を目指す話

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教育・子育てに「正解」はあるのか

こんにちは、PebyStyleの米倉です。 会社とスクールを運営しながら、幼児教育の現場で毎日子ども達やママ達と触れ合い、そして毎日教育について研究をしています。 子どもをもつパパやママには、いつも知りたいことや疑問が山ほどありますね。 子ども達が「なぜ?」「どうして?」と感じるのと同じように、大人も子育てや教育について、日々不思議に感じたり悩んだりすることが沢山あるんだなー。と幼児教育の現場にいると感じます。 寝かしつけの方法は? 子どもとの外出頻度は? 親はいつ休

    • 「やり抜く力」で世界を変えろ

      学校の勉強やIQなどの、数値化できる能力を「認知能力」と呼びますが、数値化できない能力の中でも、生きていく上で大切な力って沢山ありますよね。 そういった力を総称して「非認知能力」を呼んでいるのですが、今日のその中の「やり抜く力」についてです。 【GRITってなに?】 Guts(度胸):困難なことに立ち向かう能力 Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける力 Initiative(自発性):自分で目標を見つける力 Tenacity(執念) :最後までやり遂げる

      • スマホは「格差拡大装置」だった

        普段スクールを運営していると、休憩時間で過ごす子どもたちの行動は様々です。 「パズルなどのゲームを楽しむ子」 「読書する子」 「学校の宿題をする子」 「ただ空中を見つめる子」笑 そして最近徐々に増えてきたのが、 「スマホやタブレットを使いこなす子」です。 大半はYoutubeで動画を見たり、ゲームをしているのですが、中には「学習アプリ」をつかってゲーム感覚で英語を覚えたりしている子もいます。 これからの時代は、彼にとってほとんどのスキマ時間をスマホと過ごすこと

        • 「人の悪口が自分の人生を閉ざす」科学的根拠

          僕らの運営するサービスは、様々な分野をクロスして学ぶスタイルを基本としています。 これは現在、世界的に広まりつつある「非認知能力」を高めるうえで、色んな分野の様々な大人と触れ合う事が、とても大切だと考えているのが一つの大きな理由です。 テストの点数やIQなどの様に、数値化できる能力を「認知能力」と言い、数字では計れない能力を「非認知能力」と言います。 【人の悪口を言わない能力】 一言で「非認知能力」と言っても、たくさんの要素が組み合わさっています。 「やり抜く力」「コ

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        • 不登校中学生が最難関高校を目指す話
          4本

        記事

          「本当の自分」なんて存在しない?

          今日は、子ども達を「自分らしさ」から解放しようという話です。 昔「知らぬ間に築いてた、自分らしさの檻の中でもがいてるなら、誰だってそうなんだ」という歌がありました。 まさに子ども達は「●●ちゃんらしいね」「○○君っぽく無いね」という謎の「らしさ評価」によって、どんどん檻をつくっていきます。 「1ヵ所で様々な分野を学ぶ」という教育スタイルで、色んなレッスンに参加する子ども達を見ていると、子ども達には「さまざまな側面」があることが分かります。 勉強系のレッスンの時と、アー

          「本当の自分」なんて存在しない?

          不登校中学生が最難関高校を目指す話④

          地方の公立高校の地域トップ校に合格するためには「本番でミスをしない」ということが、本当に大切です。 ナツがエリアのトップ校を目指すと決めた何日か後、授業中に「集中」について改めて話しました。 「よく『集中しなさい』という話を聞くと思うんだけど、そもそも『集中』ってなんだろう?」 「1ヵ所に集めること?」 「うん。そうだね。小学生の頃、太陽の光を虫メガネで集めて、段ボールを燃やしたでしょ?あれが『集中』という言葉を説明するときに1番分かりやすい。」 「太陽の光で火事が

          不登校中学生が最難関高校を目指す話④

          戦争について、平和について、親子で話すタイミングはありますか?

          昨日から来週にかけて、毎年僕ら日本人にとっては特別な日をいくつかを迎えます。 子どもの頃から、僕ら世代は8月の6,9,15の3日間は特別な日だと教育されてきました。 「この日は決して忘れてはならない日だよ」と。 戦争の先に幸せはありません。 忘れがちですが、教育の狙いの中には「あの過ちを繰り返さない」という事も、もちろん大前提として含まれています。 でも 「原爆の開発者って、知ってる?」 「原爆が落とされた理由は知ってる?」 「そもそも、なんで戦争が起こったん

          戦争について、平和について、親子で話すタイミングはありますか?

          世界が震撼した「日本のヤバい教育」とは

          先日の「うがい薬」の買い占めもそうですが「大阪の偉い人が言ったから」などというやばい理由で「普通」と言われる大人たちが買い占めに走る。 なんかコロナ時代の風物詩みたいにになってきました。 こういった問題を、教育関連事業者は「自分ごと」として捉えることが大事だなと思っています。 こういった「愚かしい買い占め行為」が何度も生まれる原因は、教育にあるという切り口から話したいと思います。 「常識とか当たり前を疑うことが大切だよ」と言葉では言いながら「結局日本の教育は口だけ」と

          世界が震撼した「日本のヤバい教育」とは

          幼少期に急いで英語を学ばせるのは間違い!?

          2000年を過ぎたあたりから「グローバル教育」という言葉が頻繁に叫ばれるようになりました。 そんな中で子供向けの教育として最も注目されたのが「英語教育」ですね。 その頃からずーっと、習い事として不動の人気を誇っています。 そんな中、近年叫ばれ始めた、子ども達の国語力・言語力の欠如。 こうなると急に「英語も一緒に学ばせることで混乱しているのではないか」という説を唱える人があらわれます。 本当に幼少期から複数の言語を学ばせることは、子どもにとって良くないことなのだろうか

          幼少期に急いで英語を学ばせるのは間違い!?

          「知ることの喜び」を知れば、成長は加速する

          【疑問が解決する瞬間】 僕は、生まれてから4歳ころまで大阪で育ちました。 そして5歳になった頃から高校を卒業するまで、少年時代のほとんどの時間を福岡県の「春日市かすがし()」という場所で過ごしました。 そんなある日、小学生で漢字を習っている時に「春日」とかいて「かすが」と読むことに、なんとも言えない違和感を覚えました。 当時は、両親も学校の先生も「特別な読み方」とだけ教えてくれたのですが、それ以上の説明を受けることはありませんでした。 気になっても その頃はインター

          「知ることの喜び」を知れば、成長は加速する

          子どもが積極的に学ばない、本当の理由

          今日は保護者の皆さまには、少し耳が痛い話かもしれませんが、大切な話をしますね。 日本は、先進国で最も「大人が勉強しない国」というのをご存じですか? これは日本の今までの雇用システムにも原因があるのですが、ぶっちぎりでNo.1です。 世界的な統計データから「日本人が勤勉」という世界的な印象は、大きな間違いだったということが判明しました。 「忙しい」とか「する必要を感じない」などの理由で、多くの大人たちは学ぶことを放棄してしまっているようです。 そして、子どもが勉強を嫌

          子どもが積極的に学ばない、本当の理由

          大人もよく間違える時代へ

          【間違える社会】 今回のコロナ禍により、各分野で様々な変化が起きました。。 この変化の中でも、子ども達にとって、特に重要な「ある変化」が懸念されています。 それは「これからは大人が間違える時代になる」ということです。 今までも「先が予想できない時代」などということは言われてきましたが、コロナ禍でそれはさらに加速しました。 つまり未来に対して「正しい確率が高いこと」と「正しい確率が低いこと」が逆転しちゃって、みんな正解にたどり着くのが本当に難しくなったんですね。 これ

          大人もよく間違える時代へ

          あなたはどちらをを評価しますか?

          【物産展でカニ弁当を販売する、二人の社員】 スタコレ商事が、北海道の名物であるカニ弁当を、大手百貨店の新宿店と池袋店で行われる物産展で販売することになりました。 販売部長の報告では「規模の大きい新宿店では、A社員が500個の弁当を発注し見事完売。規模の小さい池袋店では、B社員が450個の弁当を発注し、20個の売れ残りが生じてしまった」とのことです。 あなたはA社員とB社員、どちらを、どんな理由で評価しますか?出来るだけ簡潔にまとめて答えなさい。 これは近年の中学入試の問

          あなたはどちらをを評価しますか?

          意外と大人も苦戦する小学生の問題

          こんばんは、PebyStyleの米倉です! 学校再開後の生活に、お子さまは慣れてきた様子でしょうか。 保護者の皆さまによっては、分散登校で変則的な日々が続いている方もいらっしゃるかもしれません。 いつも、本当にお疲れ様です。 ◆保護者の皆さま、クイズです!◆ 今日は子ども達が学校で取り組む問題を少し紹介しながら、日本の初等教育における問題点をお伝えしておきます。 保護者の皆さまも、是非チャレンジしてみて下さいね! 少し頭の体操です。まずはこの2問をご覧ください。

          意外と大人も苦戦する小学生の問題

          「やめてもいい」という安心感が、成長を加速させる

          こんにちは、PebyStyleの米倉です。 以前「ダンスがうまくいかない」と悩んでいる子がいました。 彼女はダンス・書道・英語を並行して習っているのですが、ダンスがうまく成長出来ないことで世界が終わった様な表情をしていました。 「このままだと、ダメだ」と思い詰めた様子だったので、心配しながら話を聞いてみました。 「書道と英語はどう?順調?」 「うん、書道と英語は伸びてきていて楽しい」 「ダンスは?楽しいのは変わらない?」 「前は楽しかったけど、今は難しくて出来な

          「やめてもいい」という安心感が、成長を加速させる

          「親としてどう生きるか」という選択

          『子どもは大人の鏡』 子どもは、批判されて育つと 人を責めることを学ぶ 子どもは、憎しみの中で育つと 人と争うことを学ぶ 子どもは、恐怖の中で育つと オドオドした小心者になる 子どもは、憐れみを受けて育つと 自分を可哀想だと思うようになる 子どもは、馬鹿にされて育つと 自分を表現できなくなる 子どもは、嫉妬の中で育つと 人をねたむようになる 子どもは、ひけめを感じながら育つと 罪悪感を持つようになる 子どもは、辛抱強さを見て育つと 耐えることを学ぶ 子どもは

          「親としてどう生きるか」という選択