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4月11日 早島 我が家  1週間

6連勤後の、久しぶりの休み。

この1週間は、ほぼ一日、他の人と時間を共有する日と、すこ~んと拘束がなく、自分の事務作業に没頭的できる日と分かれたので、諸々の宿題も適宜、片がついていった。

もう一山だ。


他人と時間の共有で、今週おおかったのが、研修。

私が直接担当しただけで、今週は、企業2社(おそらく企業名を書いても問題ないのだろうけど)に、倉敷中央病院と合計3つ。

これらは、いずれも新入職員研修。

そして昨日は、水島サロンに出かけて、クラレテクノさん主催の講演会。


美術館にお迎えしての新入職員研修は、いずれも通常の開館時間帯ではない時間に展示場を貸し切ってもらって双方向型のレクチャーだった。

それ以外にも、他のスタッフが担当して、通常の開館時間帯に、課題を提示して展示場をそれぞれが廻るタイプなど、今週は、新入職員研修がその他にも。

例年なら、大学の新入生向けの受入れが連なるのだが、今年は、それは一切なし。

その分、企業研修に注力したわけだが、入ったばかりなのに、ほんとうに、社風というか、やってくるグループの様子が違うのには驚かされる。


この年の入社組が、10年後、20年後、それぞれの組織のなかでの役割を担い、その組織がどうなるのかは、興味深々。

それから、一緒にやってこられる研修担当者の方からは、私と新人職員との時間を見て、「採用前に、これやっておくといいかも」というお言葉をいただくことが多い。

実際、研修の内容は、作品についての解説とかは、ほとんどなく、各人の画面観察による情報収集と、そのグループ内での共有、そしてグループ内での意思決定のプロセスを、いくつからのバリエーションで実施する。

それゆえ、特に共有→決定の進め方とか、特に、個別の観察が宿す可能性をどれだけ気をつけてすくえるかは、ペーパーテストや面接では、様子を見難いところだろう。

はなから、観察すら放棄している人は論外。


今後も新入職員研修のみならず、幹部候補職員や、経営者層向けの内容も、すでに何回か実施しておりますので、企業の研修担当の方(は、ここは読まないか)で、気になる方は、ご連絡ください。


そして、昨日の水島の講演はよかった。

感染防止の観点から、聴講者の間隔を広くとったため、定員25名だったが、それをこえるお客様。

って、定員の意味がないじゃん。と思いきや、スクリーンからの距離が遠くてもかまわないという様子で、熱心に聞いてくださる。

こういう場所での講座は、だいたい年齢層が高くて、そして「ならばご自宅で」と思わず突っ込んでしまいたくなるような、最前列でもずっと寝てらっしゃる方もいるものだが、昨日は、いつもより15歳ぐらいは平均年齢低めな感じで、ずっと静かながら集中して聞いてくださっているのが、よく伝わってくる。

そうなると、こちらも滑舌が良くなり、時間配分もぴったりに。

ほんとうに、何年やっていても、こうした研修や講演は、私と参加者との掛け算みたいな共同作業だなと思わせられる一週間でした。

もちろん、こう書くのは、出来の悪さを相手のせいにするわけではなく、まだまだ相手に応じた引き出しをこちらが増やさねばという自戒です。


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