見出し画像

日本で初めて生まれたDAO型法人「株式会社DAOとは」

このページでは、株式会社DAOの事業概要やどんな取り組みを行っているのかを簡単にご紹介いたします。

「DAOでの活動が直接 "報酬" となる仕組み」を実装する貢献報酬型DAO「HX DAO」についても簡単にご紹介いたしますので、
DAOってなに?
株式会社DAOって何者?なにしてるの?
DAOで稼げるってどういう意味?
そんな疑問をお持ちの方はぜひ本ページをご覧ください。


株式会社DAOとは

DAO Inc.のロゴ

株式会社DAOは、2023年5月に国内初のDAO型法人として立ち上がりました。

◆ 国内初の”DAO型法人”とは?
株式会社の経営形態でありながら、事業運営を分散型自律組織(DAO)で行う、これまでにない全く新しい組織形態です。
株式会社DAOには通常の従業員はいません。しかし、株式会社の経営は従来通り行われます。事業運営は分散型自治組織の原則に基づき、ブロックチェーン技術を活用し、組織のメンバー全員がネットワーク上で直接意思決定や運営を行うので、通常の会社のように社長や幹部のみで意思決定をすることはなく、すべての物事を全社員で平等に決定します。
これが日本で初めて生まれたDAO型法人「株式会社DAO」です。

株式会社DAOは、「DAOで学び、活かし、生きる」というテーマを掲げ、分散型自治組織(DAO)としてオープンな市場で熾烈な競争に参加するのではなく、自ら独自のエコシステムを形成します。そして、発生した利益を活用し、新しい概念や技術への支援・寄付を行うことを推進しています。

DAOとは?

DAOについては、下記記事よりご覧いただけます。
そもそもDAOってなに?とりあえず詳しく知りたい!そんな初心者の方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
(ざっくり知れればOKな方はこのまま読み進めてください、DAOについてご存じな方は「STEP:01」へとお進みください)

DAOは「分散型自治組織」(Decentralized Autonomous Organization)の略称です。これは、ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの分散型技術を活用して構築される組織の形態です。

従来の組織は、組織内の意思決定や管理は中央の権威や管理者によって行われる「中央集権型」の運営が基本ですが、一方でDAOはブロックチェーン技術によって分散化され、自律的な意思決定を行う組織として機能します。

この、自律的な意思決定を行う組織がDAO最大の特徴です。
DAOには中央集権的な管理者が存在しません。常に参加者の合意に基づき、意思決定が行われます。これにより透明性や信頼性、公平性が向上し、組織内の様々な活動や取引がスピーディーに実行されます。

DAOの課題

ただし、DAOはまだ発展途上の技術であり、セキュリティやガバナンスの課題なども存在します。また、法的な枠組みや規制の問題もあるため、DAOの実装や運営には注意が必要です。

現況として、このDAOの組織概念に紐づいたコミュニティやグループは国内外問わず拡がりつつあります。しかし、社会浸透に至るにはまだまだ長期的な道のりが必要だと考えられています。
それでは、DAOが社会浸透されるためにはどのような課題があるのか簡単に触れていきます。

  1. 法的な枠組みと規制:分散型組織やスマートコントラクトに対応していない法的枠組みが存在し、これにはDAOも含まれる。従来の組織とは異なるDAOの法的位置付けや規制の整備が必要であり、各国がこれに対する認識と規制を確立する必要がある。

  2. ガバナンスと意思決定の課題:DAOのガバナンスや意思決定プロセスは、効果的かつ包括的である必要があるが、大規模な参加者や多様な利益関係者を統合し、意思決定を行うことは現状困難。ガバナンスモデルやメカニズムの改善が求められます。

  3. 技術的な課題:スマートコントラクトのバグやハッキングのリスク、トランザクションの処理能力の制約などが挙げられます。技術の進歩とセキュリティ対策の強化が必要です。

  4. ユーザーエクスペリエンスと普及:DAOの利用や参加のユーザーエクスペリエンスが直面する課題もあります。現状では、技術的な知識や操作の複雑さ、ユーザーの信頼の欠如などがユーザーの普及を妨げています。利用の容易さと使いやすさの向上が必要です。

  5. 透明性と説明責任の問題:DAOは透明性と説明責任を重視していますが、意思決定プロセスや資金の運用に関して十分な透明性が確保されていない場合があります。透明性の向上と責任の明確化が求められます。

これらの課題以外にも、DAOの孤立によりWEB1化=原点回帰してしまう事象も重大な課題の1つとなっています。
この課題に取り組むためには、技術者、法律家、政策立案者、コミュニティメンバーなど、多様な関係者が協力し、適切な解決策を見つける必要があります。

DAOの社会浸透は時間と努力を要するものであり、さまざまな側面での発展が必要です。そして現在、世界としてはどのようにすればDAOで経済が作られるのかまさに注目が集まってきています。

これらの課題に対し、社会実装を前提として新しい挑戦を行うべく立ち上がった会社が「株式会社DAO」になります。

株式会社DAOの活動について

この項目では、株式会社DAOの事業についてご紹介いたします。
「世界中の人々に挑戦する勇気を与える」ことをミッションとする株式会社DAOは、これを理念とした活動に、2023年6月に立ち上がった貢献報酬型DAO「HX DAO」の運営と、DAOの社会実装の目的を達成するために、法人向けITデジタル人材の育成を行う教育事業「HATTEN」と法人向け支援「BX Support」の展開しています。

貢献報酬型DAO「HX DAO」

「DAOで学び、活かし、生きる」というテーマを掲げ、分散型自治組織(DAO)としてオープンな市場の中で熾烈な競争に参加するのではなく、自ら独自のエコシステムを形成し、発生した利益を活用して、新しい概念や技術への支援・寄付を行うことを推進している組織です。

この「HX DAO」最大の特徴は、DAOでの活動が直接報酬となる仕組み「貢献支援型報酬」を実装していることです。この報酬体系は、他者を支えることに価値を置き、「自分のために働く報酬」ではなく「誰かを支える報酬」を重要視しています。

それは、「学ぶ」と「稼ぐ」この両軸を叶わせることができるDAOになります。それをかなえるのが「貢献支援型報酬」の仕組みです。
果たして、この「貢献支援型報酬」について皆さんはどのようにイメージするでしょうか?

私たちは、今のWEB3業界の中でよく言われる「X to EARN」のような、1日数ドルのレベル感では考えていません。

「稼ぐ」それはつまり、「生活ができる」から「学べなかったことを学べる」「やりたいことを実現できる」最終的には富豪層さえ生み出せる、突飛な次元に感じられるかもしれませんが、株式会社DAOの理念である「世界中の人々に挑戦する勇気を与える」を軸にしたDAOの社会実装とはまさにこのレベルまで想定しています。

HX DAOは、「HUB DAO」といって、様々なジャンルDAOの中心にスマートコントラクトとして、DAOを形成しています。

HX DAOに入るメンバーの皆さんは、基本的には自分たちが所属しているコロニー(所属している組織やコミュニティ、自分の生計を成り立たせているもの)がある中で、HX DAOに入り、さまざまな趣味や学習という領域で、自分が興味のあるもの、または自分が他のメンバーに教えらることができるジャンルDAOに加入・新規作成を行うことができます。

誰かを支援することができると報酬となり、学ぶと学ばせてくれた相手へ報酬を支払います。この相互学習の仕組みこそ、今までにない学び合うことが報酬を送り合う、1つ目の稼ぐ仕組みとなります。

この「HX DAO」の「貢献支援型報酬」の仕組みである、「学習する」ことでポイントが獲得できるLEARN × DeFiという仕組みと、「教える」ことでポイントが獲得できるTEACH×DeFiという仕組みを「MultiDeFi」といいます。

「MultiDeFi」の仕組みについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

HX DAOは、学び教え合う仕組みを通じて、メンバー同士でジャンルDAOを成長させます。そしてそのコミュニティマネージャーとしてのスキルを以て、法人企業と連携するなど、学びを通じて成長した仲間と一緒に活躍する仕組みを作ります。

そして、コミュニティマネージャーやアドバイザーとして活躍したメンバーは、新しいプロジェクトを立ち上げる機会も得られます。このHX DAOを通じて他のジャンルDAOのメンバーを招集することができます。

また同じDAO内で採用活動を共有することで、従来の採用コストや求人広告費などの中間マージンを削減し、資金をプロジェクトの開発に集中させることができます。

HX DAOへの加入の仕方

HX DAOへの加入方法は下記をご覧ください。

法人向けITデジタル人材の育成を行う教育事業「HATTEN」

◆Web3時代の新しいIT人材の育成

5年後の会社を背負うWeb3時代の「IT人材」の育成と新規事業創造へ。
『IT人材』を育成することを目的とした法人向け教育訓練事業「HATTEN」を新たなサービスとして提供しております。

DAO Inc.では任意団体や観光事業なども含めWEB3という言葉を初めて聞く方々にも積極的に向き合い、1年間でのWEB3やAI、DXなどについて講演・訓練・教育を行ってまいりました。その実績は213件と多様な業界のリテラシーの底上げに尽力してまいりました。

◆ 「HATTEN」の教育テーマ

教育コンテンツ一例

IT教育訓練事業「HATTEN」では、最先端の技術である「WEB3.0」から導入や事業開発が難しい「DX」や「AI」など、弊社がこれまで多様な事業者様に伝えてきた知識や事業開発ノウハウを貴社のステージに合わせてお伝えし、貴社のニーズに合わせたトータル伴走支援を実行いたします。

なお、その他カテゴリーも随時対応をさせていただいておりますのでお気軽にご相談ください。

HATTENの事業支援メニュー

「HATTEN」は次世代のIT人材育成や新規事業開発ができる社員の育成を中心に、自治体DXアドバイザーや生成系AI、WEB3開発、NFT、ブロックチェーンなど現在も第一線の分野で活躍する、事業立ち上げ経験を豊富に持つ講師たちが貴社だけのオーダーメイドのトレーニングを開発します。

例えば事業支援メニューの一例として、新規事業開発コース事業展開訓練コース、社内DX化訓練コース、事業拡大伴奏コースなどがございます。企業様へのヒアリングを通し、企業の属性やニーズ、今後の将来展望に応じた、オーダーメイドのカリキュラムを作成しトレーニングだけでなく、事業開発から事業の拡大その支援まで伴走いたします。

カリキュラム一例や講師の詳細、費用などについては下記サイトをご覧いただくかもしくは下記よりお問い合わせください。

お問い合わせ:contact@dao-inc.org

補足:また本研修の事業展開訓練コース、社内DX化訓練コースは、厚生労働省が管轄する助成金の人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースの対象訓練となる可能性がございます。

助成金を活用することで人材育成のコスト負担が削減できる可能性もございますので、まずはご質問や不明点など助成金活用の可能性も含め現状のご相談からお気軽にお問い合わせください。

法人向け支援「BX Support」

株式会社DAOは、非営利株式会社で経営をしており、余剰利益の一部を希望法人へ支援・寄付へ行うことで現在のIT市場の拡大と、様々な事業の立ち上げを支援いたします。
その活動の一つとして2024年より法人向け支援「BX Support」を展開いたします。

「BX Support」は、DAO株式会社の経営によって生じた余剰利益の一部を、企業の企画、構想するプロジェクトや活動やプロジェクトを資金面でサポートする助成金制度です。

法人向け支援「BX Support」

【事業支援の使用先の例】
・システム開発費用
・コンサルティング費用
・教育訓練実施
・人材採用
・広告宣伝
・社員研修
・研究開発費
・希望団体への寄付
・希望団体への支援
その他、貴社の希望に合わせた事業支援を実行いたします。

「BX Support」支援詳細や審査などについては、下記サイトをご覧いただくかもしくはサイトよりお問い合わせください。


株式会社DAOはなぜこの事業に取り組むのか?

ここからは事業のご紹介というよりも、私たちの目指すビジョンについてのお話になります。どうして株式会社DAOはこのような事業を展開しているのか、気になった方も多いのではないでしょうか。

そして、非営利の株式会社とはどういうこと?と感じている方も多くいるかと思います。私たち株式会社DAOは、非営利であるからこそ、実現することができる市場拡大型のビジネスモデルを実現していきたいと考えています。

例えば、通常の会社の場合は会社約款上にて余剰利益を株主に分配するのが一般的と言われています。しかし、株式会社DAOの場合は余剰利益で発生する利益を市場への支援・寄付という形を約款上で定めています。

株式会社DAOの目指すビジョン

上記のモデルを実現させることで、株式会社DAOの事業が拡大することにより、全世界にある市場が現在まだ拡大できていない、または見つかっていないものに対しても支援・寄付を行い市場構築、拡大を実現することが可能になります。

現状、経済圏における資金提供方法は主に融資と投資と言われています。

いずれも、貸した側にメリットがある一方で、借りた側は金銭的のメリットが大部分を占めていて、ファウンダー(組織創設者)は自身の当初描いた思惑から変化されてしまうことも多々あると言われています。

また、資金提供を受けられるものはある一定の収益を見込むことを想定されていてビジネスプランの変更や今、世の中のトレンドに沿ったビジネスをすることを無意識のうちに矯正されてしまいます。

果たして、これで本当に世の中に今生まれていない市場や機会を生み出すことはできるのでしょうか?

株式会社DAOの寄付・支援制度は、そのようなファウンダーの思いを払拭するために生まれた制度です。

株式会社DAOの寄付・支援制度はまさに上記の概念をもとに行なっています。
HX DAOの運営やDAOで獲得した売上の一部、全ての金銭の一部が寄付・支援に回る仕組みをとっていて、まさに国民全員が加入することでこの第3の資金提供領域の1つにすることができます。

売上や利益がなければ成り立たなかった経済圏から、みんなで持ち寄ったお金を活用し、みんなで選んだプロダクトを支援していく。
この「DAO型支援モデル」を、非営利株式会社だからこそできる新しい支援領域として弊社は実現させていきます。
この支援制度はすでに、助成金支援プロジェクト「HX Grants」、法人向け支援「BX Support」としてスタートしています。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ弊社の公式HPよりお問い合わせください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?