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もりぞー生活

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日々の雑記です。とりとめもなく書きます。 (2017年10月〜)
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#バンド

#100  「andymori」と「AL」と100回

ついに100回、である。100回続いたということはなんともうれしいもので、ほんの少しの安心もある。 「続いている」といえば、解散したバンドandymoriというバンドは今、ALとして続いている。 いや、正確にはChampaignがAlexandrosとなって、名前だけ変えてそのまま続いているようなわけではない。メンバーはギターボーカルとベース以外は代わっているから、以前とは何もかもが同じというわけではない。 それでも、バンドの中心にいる小山田壮平の鳴らす音楽は今でもたし

#89  音に感動したときは、「のどがふるえる」みたいだ。

昔『ロッキングオン』という雑誌がめちゃくちゃ好きでのめりこむように読んでいたことを思い出す。 切実な歌が、言葉が、音が、思いが、時代が、メロディーが。そういったものが全てバンドには、そのバンドが鳴らす曲にはつまっている。なにより美しいのは、「ジャーン」と鳴らした音やボーカルの叫ぶ声が、一瞬にして聞く人の心をとらえてしまうということだ。 思えばArctic MonkeysのBrianstormを聴いたとき、THE BACK HORNの罠を友人のiPodで聴いたとき、車のスピ

#78 なんだか好きになるのは、その人なりの”想い”があるから。

やっぱり想いがあって好きなことをやっている人が好きなんだなあと。折りにふれて、音楽雑誌『ロッキンジャパン』を高校時代に読んで、「音楽から好きになる」以上に、「音楽や社会へについて語られた想い」からそのバンドのことが好きになることがあるんだなあと驚いたものだ。だからその人に隠された思いにひかれるし、応援したいなあと思う。それはきっと、昔から変わらない稀有なものの一つなのかもしれない。

もりぞー日記 #71 バンド「D.A.N.」が生む、「”色のない”楽しさ」について。

今日は恵比寿リキッドルームで開催されたバンド「D.A.N.」のワンマンへ行った。今回はいつしかフジロックで観て以来だからライブを観るのは2回目となる。 D.A.Nは色のないバンドだ。「色がない」というと否定的なニュアンスに聞こえるかもしれないが、決してそうではない。 「色がない」とは言い換えれば、「現代的な調味料を一切使わないようなオーガニックさ」「和楽器隊のようにも見えてくる普遍性」のようなものだ。昨今は本当に着色料豊かなバンドやアーティストやインスタグラマーやブロガー

もりぞー日記 #22 『光』

ロープは黒と黄色 遠目で見るからチカチカと 信号の渡り方 差し込む光 降ってはやむ雨 「残金はいくらだっけ」と財布を開く もう何回目だろう まやかしの意味すら忘れてしまった 腹は考える あのバンドは売れたから嫌いだという習慣 また黄色の屋台 二度寝はいつもふてくされている 偶然見つけた誤植はウォーリーの100倍うれしいっていう人 難民の言い方にとまどう人 夢ばかりみるけど夢の意味すら知りたくないときだってあるんだ コミュニティの羅列を見過ぎてさみしいという感情しか浮かばないと