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ATARI2600:PITFALL!

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ゲームタイトル:PITFALL!
     販売:Activision
     種別:横スクロールアクション
    発売年:1982年
カートリッジID:AX-018

1.前説

ゲームの概要の前に少しActivisionについて説明。
Atariは1976年にワーナーに買収されたのち、経営陣の入れ替えや社内の体制が大きく変更されるなどしていた。最終的にはノーラン・ブッシュネルが解任され、この頃からクリエイターの待遇が非常に悪くなったとされる。これが原因でAtariに見切りをつけた一部のクリエイターがAtariを退社して創業したのがActivisionである。

2.ゲーム概要

ATARI2600発売当初の家庭用ゲームといえば、PONGやBREAKOUTのようなシンプルなゲームやスペースインベーダーやギャラクシアンなどといったシューティングなどといった、操作するオブジェクトが棒だったり何らかの乗り物や単純な生き物である事が多かった。そこで、人間のキャラクターを操作するアドベンチャーゲームなら更に面白いのではということで制作されたのが、このピットフォールである。実際、同時期のアーケードゲームにも人を操作するゲームはリリースされ始めていたが、当時のAtari2600のゲームスペックやカセット容量を考えると、非常に挑戦的な試みであった。しかし、結果として大成功を収めることとなる。

ハリーという探検家が主人公であり、ジャングルの奥地にある財宝を探し、キャプチャーしていくという内容のゲームである。

キャプチャ

タイトル(?)画面はこんな感じ。
主張の激しいActivisionのロゴが映える。
この主人公のカラーが三色に分かれ、ステージが比較的カラフルなのはプログラマー:デイビット・クレーン氏の努力の賜物である。

ターザンPNG

ジャングルキングを彷彿とさせるターザンアクションも楽しめる。
ターザンの雄叫び風な効果音も合わさって雰囲気はバッチリ。

和に

ワニやサソリや蛇といった猛獣や落とし穴などの罠が障害物となり立ちはだかる。
3回死ぬとゲームオーバー。

宝

ステージの最後にはお宝があり、以降1ステージをループし、制限時間内にお宝を収集し続けてスコアを稼ぐというゲームデザインになっている。

2.総評

★★★★★
多少初見殺しな部分もあるが、基本的に難易度は抑えめであり、シンプルなステージ構成であるためゲーム初心者にもおすすめできるアクションゲームだろう。
スーパーマリオブラザーズ登場以前のアクションアドベンチャーゲームとして、草分け的存在のゲームでもあり、後に多数の続編も作られた中の記念すべき一作目であるので、一度はプレイしておいて損はない。

おまけ~1~

このゲームを制作したデイビット・クレーン氏はtwitterもやってるので気になった人はフォローしてみよう。

しかも、今年(2021年)にAtari2600用の新作ゲームをリリースしているので、Atariマニアは買っておこう(僕は買いました)。

おまけ~2~

実はピットフォールのCMには子役時代のジャック・ブラックが出演している。
映画好きの人は必見。
それにしても、今と比較すると細い。



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