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Atari2600:Centipede

ゲームタイトル:Centipede
販売:Atari
種別:シューティングゲーム
発売年:1982年
カートリッジID:CX-2676

1.ゲーム概要

本タイトルは1981年にAtari社よりリリースされたアーケードゲームタイトル「Centipede」のVCS向けの移植作品である。VCS版の発売は1982年。ゲーム内容は、いわゆるインベーダー式シューティングゲームだが、独特なギミックが用意されている。なお、SFっぽいみたい目に反して、ゲームのストーリーは魔法を使える少年が森に棲む化け物ムカデを倒すというファンタジーものである。

タイトル画面

ゲームを起動するとデモ画面とタイトル画面が表示される。VCS特有のきれいなグラデーションが味わえる。

プレイ中の画面

VCSの性能ゆえにキャラクターやステージのディテールは大幅に省略されており、何がなんだからわからない状態だが、紫色の芋虫みたいなのがデカいムカデで、こいつが討伐対象。画面上に広がる無数のドットは毒キノコであり、ムカデがこいつにぶつかると進行方向を反転させる。毒キノコはプレイヤーの攻撃で破壊可能。画面左の紫のやつは蜘蛛であり、プレイヤーを妨害してくるがある意味ボーナス要因でもある。

ムカデを迎撃している様子

プレイの主目的としては画面上部のムカデが毒キノコにぶつかりながらプレイヤーに向かってくるため、プレイヤーに到達する前に迎撃して全滅させること。ムカデは全身が頭で構成されており、例えば体の中央の節を撃つと二体のムカデに分離したりする。節一つ一つで行動可能なので、なるべく先頭の節を破壊する必要がある。ムカデの節を破壊すると毒キノコに変化し、画面上の障害物となる。

サソリが現れる様子

画面上の黄色いのがサソリ。時々現れては去っていく。スペースインベーダーでいうところのUFO。

ノミが落ちてくる様子

緑色の物体はノミ。急に落ちてきて、プレイヤーを驚かせる。しかし、本当に害虫しか出てこない・・・・

爆散する様子

これらの害虫に触れてしまった場合は爆散して残機を消費するハメになる。

残機アップ

スコア1万点ごとに残機が増える。死ぬまで害虫を駆除しよう。

2.総評

★★★★☆
グラフィックを除けばおおむねアーケード版のCentipedeをうまく移植しており、家庭でもアーケード版の感覚で遊ぶことが可能であると思われる。基本的にはインベーダーライクなゲームではあるが、様々な追加要素があるため新鮮な気持ちで遊ぶことが出来るし、ゲームの題材に不快害虫を持ってくるところが、とてもアメリカンなのでこういう洋ゲー感が味わいたい人にはもってこいなゲームである。
以下プレイ動画


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