近くて遠い壁の中から

3月のある日、それは突然起こりました。気が付いたとき私は黄色い小さな部屋におりました。
なんとか冷静さを取り戻すのに2週間かかり、気が付けば元号は発表され、日本がお祭りムードになっていました。

部屋をでてから 統合失調症 の診断名を告げられました。巡り巡る妄想の世界はまたあっち側に引っ張られそうなので記しませんが、「オタクが考える最強の悪夢」を見ていた気がします。
で、今も一応入院中なのですよね。保護室(隔離措置)を出てこうして外泊許可をもらってnote書いたりも出来るまでには回復しました。ひとえに周囲の方達のお陰です。多謝多謝。

さて、きついですよ、精神病院。うつ病の治療をしていた時は「一か月くらい入院してもいいかなぁ」などと考えていたのですが、「ここにいたら病状が悪化するのでは???」と頭がぐるぐるします。さすがに暴力沙汰はごく少ないですが、常識など此処にはない。給湯ポットに延々話しかけている方とか、裸で廊下に佇んでいる方とかいて、「外の世界って本当に秩序だっているんだなぁ」としみじみします。

無論わたしも患者の内なのであまり大層なことは言えないんですが、あまりにも暇すぎ&あまりできる体験でもなしで病棟内で書き溜めて来た文章をnoteに書いていけたらなぁと思います。
退院してもしばらくは療養という形で仕事にも就けませんし何か残していかないとしんどい性質なので興味のある方はご覧ください。
(病状などについて非常に幅の大きい疾患であり、精神疾患について知ってほしいとかそういう目的ではないことをご理解くださいね)

もちろん病棟からネットには繋げないので、母親に手紙形式で書いて、溜めてもらっていたものを徐々に載せていきたいと思います。
母親には怪文書が延々渡っていた訳で本当に申し訳ないですが、本当に暇なんですもん、病院……。

ちなみに搬送時「黄色い救急車を呼んで!」と喚いてたそうですが普通の救急車が来たそうです。都市伝説敗れたり。

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