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過去の話。1

昨日はめちゃめちゃ泣いた。
広島からずっと泣いてた。

嬉しさも感動も胸いっぱいで苦しかった
感情がたまに溢れて涙が止まらなくなる

立派な人間にしたかったんじゃけえ
厳しいところもあったんだろうけどねえ
というようなことも

それを人に押し付けちゃいけんよなあ
という言葉も

あー、なるほど
この人のこと好きになるのわかるなって思った

身体しんどいじゃろ、って言ってくれた
しんどかった
しんどい、しんどいのだ


『おじさんが思うに、
きっとあなたは真面目すぎるんだと思うよ』
と言われた

こういう
私の事を見てくれてたんだってところに感動する

シンプルに考えたり人を想えるようになりたい


私の母は厳しかった
厳しいとはまた違うな、言うならば
少し行き過ぎたところがあった

すぐにキャパを超えてヒステリックになった

キーキー声で喚き散らす

そして「何か言ってこいよ!!!」と言う

何か言ったら聞いてくれるんかいな、と
黙っているともっと怒る

「バカにしてんじゃないよ!!!」

は、?

そんなふうだからいつだったか
今日こそは何か言ってやろうと思っていたその日

何かポロッと言うか言わないか
「口答えしてんじゃねえ!!!」と

あー、そうですか、
はいはい、
もうどうしようもないわ、
さようなら〜という感情で
私はもう何も思わないことにした

そこから私の怒涛の記憶飛ばしが始まり

ついにほとんど覚えていない頭になった


(私の頭の中に残ってる記憶の少なさに怖くなる)


窓ガラスに叩きつけられる
ご飯を捨てられる
私の部屋のものが全て床に撒き散らされてる
(父が帰ってくる前に私が片さなければいけなかった)
裸で四つ這いになって殴られる蹴られる
(布団叩きだったか?)

まあそれらは大抵寝坊か何かしてたんだけど
言い訳をさせてもらえるなら
私は学校でもいじめを受けていて
なんだかとてもキツかったのだと思う

そして家に帰れば話の通じない人がいて
ヒステリックになっているもんだからたまらない

私は死にたいと思うようになった

18歳くらいか、

友達と自転車で家に向かって走ってる
その道でふと
あ、私、20歳になったら死のう、と思った


その日から毎日死にたいと思っている
(彼と一緒だった時は幸せだったので思わない時もあった)
だけどきっと大袈裟ではない


そしてハタチになって

私は死ねなかったし

死ねない自分にも絶望した

死ぬことも出来ないほどのクズだと思った


私みたいなのが生きてるとか許されない、と思った


そして
生きてることを許さないぞ、と思うようになった



私は本音を話さない
そうやって嫌われた

男に媚を売って、と嫌われた


言わなかった、わけじゃない
私の意見なんかなかった
どこを探してもなかった

私といたってそりゃ、楽しくないだろうと今なら思う


人に好かれようと必死だったわけじゃなく
なんとなく人の好意がわかって
気持ち悪さとかなくありがたく受け取っていた
好かれることが心地よかった
嘘はついていないし、騙してもいない
そんなことは出来ない人間だから

告白されないと焦っていた
価値がないのだと思った
高校生の頃、私は目立たなくて
それでも3人くらいから好きと言ってもらえてたのに
少ないと思って焦っていた


たくさん悩んで
変わりたくて
大学生では自分と違うタイプの人と付き合った
好きじゃない人と付き合うのは初めてだったけど
正当な理由があると思った
その人の望むことがわかる
どんな言葉や仕草がその人を喜ばせるかわかってた
私は簡単にその人の望む''完璧"になることが出来た


他人を喜ばせれば大丈夫だと思っていて
嫌われないように
好かれるように努めていた


みんな自分がある、ということに絶望したのが高校だったか大学だったかと思う

え、みんな何か考えてるんだ
自分の考えを持ってるんだ
ということを知り
それはそれは衝撃だった

そしてまあ絶望した

親のために
良い成績を取ることが偉くて
親を喜ばせることが正解だと信じていたから
それがない私には"0"だと思った

私は惨めだった


親に対して憎みたい気持ちがあったのに
あれなしでは私は何者にもなれてない、
あれが私の全てだと思う思考が頭の中を支配して
それはもう恐ろしいほど私を苦しめた


中学生で始めたリストカットは大学生まで続き、
社会人で深く切れなくなった私はアルコールに依存するようになる  
その話はまた後ほど。


まあ結局
そんな完璧な私でいても限界は来るようで
わかりやすく鬱になった

涙が止まらず、
自分の存在が汚いと思うようになった


自分の吐いた息を誰かが吸うと考えると
その人に害が及ぶと思うようになった
家にいる時は布団に潜り
口を毛布で押さえていた

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