2018年11月の記事一覧
組織のモチベーション(7)「組織を死に至らせる病=共同体化」
前章で、政府や世論は、低成長時代に合わせて、企業や個人に安定志向を植え付け、共同体度を高めようとしているのではないかと書きました。企業が成長しようとしても、なかなか成長しないなら、無理して成長を望まず、ワークライフバランスを考えて、従業員の安住感と充実感を高める事に力点を置くべきという考え方が広がりつつあります。
これが、低成長あるいはマイナス成長時代の正しい考え方なのでしょうか?
一見
組織のモチベーション(8)「東芝と日立の明暗を組織論で考察する」
あなたがプランナーで、共同体化してしまった企業から、それを打ち破るような新事業アイデアの提案を依頼されたら、どのように対応したら良いでしょうか?
結論から言うと、組織のモチベーション(1)に書きましたように、共同体組織では、革新的な事業アイデアは成就しません。特に、会社の業績が横ばい状態で、社内の空気が内志向になっている場合は、表面上、採用されたように見えても、現場の抵抗で動かなくなります。