4thアルバム『しょうから』について

1,しょうから

しょうからというのは鳥取弁でイタズラっ子とかワルガキみたいな意味の言葉だ。
ダブっぽいドラムとベースにそれを邪魔するかのようなギターがそれっぽいなと思ってしょうからにした。アルバム全体も荒々しいのでアルバムのタイトルもしょうからにした。

2,おかパン

楽器隊のトラックは去年の春ぐらいに既に出来てて歌詞だけなんも出来てなかったんだけど、ある冬の日にドバッと書けた。たぬきのきっちょむさんの歌詞もその日に書けた。全人類、全生物に向けてなんか言いたくなってやっとハマった。

3,たぬきのきっちょむさん

本来はおかパンの曲構成の1部分なんだけど、これで1曲やったほうが面白いと思い分けた。こないだのライブで10分やった。なんもかんも全部投げて投げて投げて投げて投げたのに結局残ってたのが両親とのいやーな記憶だったっていう呪いのような曲

4,ばつまる

今回のアルバムって命や家族についての曲が多くってこの曲の女の子もお母さんに従って生きてきた人。1部実話を元にしている。甘い雰囲気と狂いが混ざってていい曲になった。

5,しょっぱい

戦争の曲を作ろうと思った。この主人公が兵隊なのか子どもなのかは決まっていない。僕は癖みたいに毎日何回かまあそんな些細なもんなんだけど、生きるのしんどいな死にたいなって思ってるから死にたくないって叫んでみたくなったんだ。前のアルバムとかだと死にたいなって歌詞あったけど死にたいも死にたくないもそんな変わらん。セロトニンやアドレナリンの分泌量によってどっちかに決まる気がする。

6,だるまさんがころんだ

これは遊びだ。どうにかしてライブ中にお客さんとだるまさんがころんだをやってみたい。アルバムの中があんま真面目な曲ばっかだとしんどいからこういうの入れたくなる。

7,デーモン

生活に疲弊して何がやりたくて生きてたのかわからんくなっとる人の曲。色んな曲ずっと歌詞全然書けなくてこの曲が1番始めに書けた。ネガティブな歌詞は簡単だ。クオリティは置いといてネガティブなことなら人間いくらでも出てくる。認知症のおじいちゃんおばあちゃんも暴言悪口は忘れたりしないんだ。ポジティブな歌詞はむず過ぎる。俺にはよう書けん。

8,ことこと

大学生の頃に作った昔の曲。あんまりよく覚えてない。低音のドドドドっていう音のおかげで扇風機に向かって歌ってるみたいになってる。ミックスマスタリングに関わってくれたエンジニアの石倉さんはこの音が苦手なようだった。

9,ママ

田舎で誰にも助けてもらえず狂った親に翻弄させられるけど、田んぼの稲穂はすごいキレイだなぁ。地元にはなんにもないどこにも行けないキレイな田園風景しかないみたいな曲。なんか今回のアルバムで何かを浄化させたいんかもしれん。改めて文字に起こすとわかってくることがあるな。

10,しこちゃん

これも大学生の頃に出来た曲をだいぶアレンジした。初めて吸ったタバコはその女の子とおんなじタバコだったの。今はそれぞれ別のタバコを吸ってる。最近音信不通になってる

11,ぬけ・猩々・鼻垂れ

鳥取の柳屋さんが制作した黄色のぬけ、赤色の猩々、緑色の青の鼻垂れというお面がある。好きだから曲にした。大した深い意味はない曲

12,稲
2nd アルバム『焼き串』にいねって曲があるけどおんなじ時期に出来た曲。ただどうやって録音したりバンド編成にしたらいいかわからんくてしばらく寝かしてた。なんかやってみたら案外いけた。悲しい出来事だけど忘れたくない大切な思い出に対しての曲。

13,小石
シングルの再録。もうちょいアイデアを足したくなって再録した。この曲も戦争の曲。自分自身なにかアクションを起こしたりとかよう出来ん。元気もないし自分のことで精一杯だ。理不尽なことが起きてもどうすることも出来ない。自分の大切な人が怒ってたり辛くなってたらそばにいてあげることぐらいしか出来ないなって曲だ。

以上だ。最後まで読んでくれてありがとう。アルバム聴いてくれ。出し切った。しばらくあんまり曲を作る気になってないと思う。かなり自信あるけどもっといい曲俺は作れると思う。まだ成長途中。

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