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コントラバスパートより「あと5日」

こんにちは!コントラバスパートです!!
コントラバスはオーケストラにおいて最も低い音域を奏でる弦楽器です。オーケストラの舞台の右側、最後方から重厚な低音を堂々と奏で、その深みのある響きをオーケストラ全体に供給しています。今回、春の定期演奏会では、総勢10名のパート員全員がそれぞれの熱い思いを曲に乗せてお届けします。

まず一曲目にお届けするのは、A.ドヴォルザークの序曲『謝肉祭』です。この曲は、春の定期演奏会の幕開けにふさわしく、活発で熱狂的、お祭り騒ぎの曲です。喧噪の中でコントラバスは超絶技巧を披露しつつ、両腕の力をフル活用して祭りを盛り上げていきます!!
二曲目には、長年にわたって北大オケの指揮を振っておられた川越守先生作曲の管弦楽のための舞曲第5番『豊平川鮭遡上に寄せて』を演奏します。この曲ではコントラバスの様々な音色を感じることができます。オーケストラではめったに用いない超高音、打楽器のような音など多彩な表情をお楽しみください!!

先日のホール練習にて


三曲目、がらっと表情を変え、繊細なハーモニーと独特なフレーズ感でお届けする、J.ブラームスのハイドンの主題による変奏曲。さまざまな神経を張り巡らせながら演奏しなければならないこの曲は、コントラバスパートにとっては曲調からは考えられないほどハイカロリーですが、ハイカロリーには聞こえないような軽やかな演奏をお届けします!!最終変奏に奏でる重厚な主題にもご注目ください。
そして、春の定期演奏会の最後にしてメインにお届けするのは、A.ブルックナーの交響曲第4番です。この曲にはみんな並々ならぬ熱意をもって演奏に臨んでいます。深い霧のような雰囲気の弦楽器群のトレモロから始まる1楽章、弦楽器を中心に果てなく長いメロディーが歌いつながれていく2楽章、軽快なリズムとのんびりとしたトリオ、そしてダ・カーポがなされる3楽章、重厚な主題とブルックナーリズム、6連符が支配する壮大すぎる4楽章。果てしなく長く終焉の見えないこの曲は、まるで宇宙を進むような終わりなき旅を連想させます。コントラバスパートはすべての腕力をこめて、1楽章のトレモロから4楽章のトレモロまで演奏しきりたいと思います。

個性がホールの外にまであふれだしそうなコントラバスパートの面々がお送りする、息の合った演奏をぜひ会場でお楽しみください!!

春定本番まであと5日!

演奏会チケットは、チケットぴあにてご購入いただけます!↓↓↓
https://t.pia.jp/(Pコード:270-128)

また、当日16:15より、会場のカナモトホールにて当日券も販売いたします!
お時間ある方は是非お越しください!



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