スバル車の印象が悪い原因

・レガシィが警察車両に採用されていた
・山岳や積雪での利用が多い

・保険料の料率の差がラインナップ内部で大きすぎる

スバルのフォレスター、XVなどファミリー側に属するモデルの料率は年齢の高いドライバーが多いので低いのですが、WRXSTIやWRXS4などのスポーツモデルははっきり言って「悪路でも無理が効く」モデルが多いので、主に新潟や山形、北海道のような積雪地帯で単独の落下事故を起こしたりして、さらに部品単価が高いので修理費が高くそれで料率が高くなっています。

・海外とのイメージの差(コリンマクレー、ケンブロックなど)

コリンマクレー氏もケンブロック氏もレーシングドライバーですが、コリンマクレー氏はラリードライバーで「壊し屋」の異名を持つほどダイナミックな運転をするドライバーで、ケンブロック氏は「Gymkhana」というタイトルで動画サイトに自身の運転をアップロードしていましたが、彼もドリフト、ジャンプ、スピンターンなどダイナミックな運転が持ち味でそれが外向的な傾向の強い海外では人気で、反対に遵法意識が高い日本では「暴走運転を美化している」と不評なのだと思います。

・水平対向という方式がポルシェとカブっている
・スバルのラインナップがトヨタの一部のラインナップと重複している

・既婚者の所有率が高い

テレビのコマーシャルやアイサイトの影響でスポーツモデル以外は安全性能の高い車として販売されています。

・イメージカラーが青だから(三菱の赤は浦和レッズの赤,マツダの赤は広島カープの赤)

ファッション雑誌を説明する表現として「赤文字系」「青文字系」という用語がありますが、赤文字系はいわゆる「他人受け」を優先する雑誌でSNSなどで「いいね」などの評価指標のおかげで現在でも刊行されています。反対に青文字系は「自分受け」を優先する雑誌でSNSなどがある現在では「自己愛的である」とあまり評判が良くありません。そこからの印象でスバルの車はドライバーファーストだから、後部座席に乗る側としては評判があまり良くないのでしょう。

・三菱やマツダのように野球やサッカーのようなスポーツとの関わりが希薄

三菱は先述のように浦和レッズのスポンサーであり浦和レッズはサッカー、マツダは広島カープの協賛で広島カープは野球、といった花形よりはスバルは自転車競技の協賛が有名で、自転車競技はヨーロッパではツールドフランスやジロデイタリアのように国際大会が開かれていて花形ですが、日本では野球やサッカーほど人気があるわけではありません。その内外のイメージの差もあると思います。

・国を問わず衝突試験の成績がかなり良い

ユーロNCAPは非公開でしたので詳細は不明ですが、IIHSの試験はフルラップ前面衝突がおよそ時速64キロメートルで1.732メガパスカルの固さと(1.732MPa*1000=およそ18,000キログラム平方メートル)およそ15万キログラムの重さを持つ壁に衝突する試験とスモールラップ前面衝突で接触面積を減らした試験とサイドインパクト試験で時速60キロメートルで1900kgの物体を直角90度でドアにぶつける試験がありまして、それらの試験でスバルの車が内外ともに成績が最上位です。それで事故加害率が高い、アグレッションが高いと判断されたのでしょう。

・創作作品への露出度が高い

主に「頭文字D」の影響が強いと思いますし、劇中でスバルの車に乗っている登場人物が「わかっているような」「玄人(くろうと)」「ベテラン」という人物が多く、三菱の車に乗っているのは「粗暴で」「威圧的で」「頭が足りていなくて」「力で物を言わせる」ような「脳筋」というイメージから、縫い物が上手そうな熟練や熟達した印象として、スバルを愛好家が選ぶという感覚でしょうか。他にもポルシェやロータスは「サーキットの狼」や「湾岸ミッドナイト」の影響から医学や裁縫のイメージで選ばれたり、という感じでしょう。他のメーカーでもトヨタのAE86は他のメーカーの車みたいに「パワーに余裕を持たせたり」するのではなく、「パワーを最大限使い切って勝つ」というイメージで選ばれたりというのがありますが、現実の競技ですと出力に余裕があったり、加速(トルク)の始まるタイミングが早かったり、タイミングが早いから燃料消費が少なかったり、するのが速いし勝つことが多いです。メーカーは違いますが、ハコ車のレースではNSXは高回転・自然吸気で回転数が他の車より高いのでブレーキをかけたりする時に回転数が高いためにブレーキが遅れて負ける、ということが多かったみたいです。

【結論】

IIHSなどの結果で既婚者が新車でスバル車を購入して、整備効率の悪さなどから手放して、創作作品の影響で若年層が中古でスバル車を購入して、事故を起こして保険料の料率が高くなることからスバル車の印象が悪くなっていきます。そういう意味ではマツダの車も近似した傾向があります。また、海外だとマツダやスバルほどではありませんがポルシェやロータスも近似した傾向があります。その印象から純粋に事故に強いことで買おうとしたら創作作品への露出度の高さからマツダやスバルやポルシェやロータスを買うことを敬遠する顧客も多数存在しています。

結論の結論としましては「一般人は三菱かトヨタの車を買いましょう」ということになるのでしょうか。三菱かトヨタという選択肢も昭和的な価値観に依っているとは思いますが。

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