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宮司の家Ⅱ

宮司の家Ⅱは、少し傾斜のある住宅街の角地に位置し、三角屋根の白い家が、衒うことなくシンボリックに佇んでいます。できるだけ無駄なくするために、限りなく廊下はゼロにしまし、家のどこにいても快適であるように、無駄な扉はすべてなくしました。

南の庭に面したLDは14畳、庭を望むキッチンはパントリー併設で、洗面所までの家事動線を集約しています。2階は小屋裏空間を利用して、少し高めの天井の子供部屋を2部屋と、家族用の納戸、多目的なホールを設けました。

ミニマムに、そして上質に。快適に。

当たり前のように思えるシンプルなコンセプトは、シンプルであるが故に、意外と貫くことが難しいテーマでもあります。多くの方にとって、家づくりのプロセスで集まりすぎる情報は、脇道へと誘惑するからです。

本質的な目標を見失わず、余計な欲を持たないことが、最終的にトータルでバランスの取れた家づくりを叶えるのだと、教えていただいた物件でした。

建設地 福津市宮司
工事期間 4ヶ月
施工面積 109㎡
施工時期 2019年12月竣工

https://www.huset.jp/case/032/index.html

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