第1回|作文技術の磨き方①|課題文理解と要約|中学受験作文の対策方法
はじめに
こんにちは、ハリー・サポーターです。この『中学受験作文の対策方法』は、全5回で、受験作文の対策方法について、ご案内するものです。
また、『中学受験作文の基礎知識』というコンテンツのご用意もあります。ぜひ合わせてごらんくださいませ。
今回は、課題文理解と要約について、ご案内致します。それでは、内容に入っていきましょう。
1. 課題文理解の訓練方法
ほとんどの受験生の作文対策は、作文答案を書いて書き直すだけ、書きっぱなしになっています。
課題文の内容について後から聞いても、きちんと説明できないことは少なくありません。それでは、取り組んだ課題文の内容が、自分の実力につながっていきません。
そこで、課題文を読んだら、答案を作成したりする前に、何が書いてあったのか、何も見ないで説明してみるようにしましょう。
そうすることで、理解が深まります。加えて、こういったことを必ずやることで、アウトプットを意識したインプットに変わります。単に答案作成するよりも、遥かに実力アップできます。
2. 要約の訓練方法
次に、要約の訓練です。要約の訓練方法としては、段落ごとの30字要約と全文の100字要約がお勧めです。
1つ目:段落30字要約
課題文を読んだら、各段落ごとに、何が書かれているかについて、30字程度で要約する訓練をしましょう。
読む量・書く量が少ないため、訓練としての負担が小さいです。これに取り組むことで、単語・漢字を覚えるだけでなく、文章表現も習得できます。何よりも、著者の主張の核心を捉える力が自然と磨かれます。
2つ目:全体100字要約
30字要約に慣れ、抜け漏れの無い要約が作れるようになったら、今度は、課題文全体を100字程度に要約してみましょう。
こうすることで、適切に主張し、適切に説得するための文章を書く訓練になります。文字数も多くないですから、作文答案を書くよりも、遥かに効率が良いです。
効率の良い作文対策
多くの受験生は、作文の授業を受け始めると、いきなり作文答案を書かさせられることが多いでしょう。しかし、その対策は非効率です。
いきなり作文答案に取り組むのではなく、ぜひこの『課題文理解』『段落30字要約』『全体100字要約』を取り入れてみてほしいです。効率的に、飛躍的に、実力アップを実感できるはずです。
それではまた!
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