見出し画像

ローフードマイスター都田恵理子 美容連載コラム『夏の美肌を目指すなら、ビタミンリッチなジュースを』

この記事は2020年7月13日、ヒューロムWEBマガジン naturise「美容連載コラム「夏の美肌を目指すなら、ビタミンリッチなジュースを」に書いた記事を転載しています。

季節ごとの美容のお悩みに役立つレシピをご紹介してスタートしたコラム連載。2回目の7月は、夏に美肌パワーをチャージする手軽なジュースレシピをピックアップしてご紹介していきます。雨の日も曇りの日も、日やけ止めが欠かせない季節となりました。身体の中からも徹底的に紫外線対策をして肌を守りましょう。

夏に進む肌の老化、紫外線がもたらす影響とダメージは?

画像5

夏は、紫外線、冷房の乾燥など肌トラブルの原因がいっぱいです。中でも肌の老化が加速しやすい時期とされていますが、その要因は「紫外線」です。7月・8月は紫外線が多く降り注ぐ時期で、悲しいことに知らず知らずのうちに浴びてしまいます。

太陽から届く光には目には見えない紫外線が含まれ、光の降り注ぐキッチンや窓の近く、車の運転のときは、ガラスを通過して入り込みます。また洗濯物を干すとき、外出するときなどは、1日のうちでも午前10〜午後2時は太陽が一番高い場所にあり、生活紫外線とも呼ばれる紫外線量の最も多い時間帯です。

紫外線に当たると、私たちの肌はメラニン色素を大量に生産し、肌を紫外線から守ろうとシミやソバカスを発生させたり、生活紫外線が皮膚の奥に入り込み、肌の弾力やハリを保つ組織を破壊し、シワを深くしてしまったりして印象が老けて見えてしまうなど、これは紫外線が「活性酸素」を大量に発生させることで起こります。

いわゆる「夏老け」と呼ばれるものですが、タバコ、ストレス、肌の上で酸化した皮脂や化粧品が残ることよりも、活性酸素は最も紫外線によって増えるといわれているんですよ。

美肌を叶える、ビタミン・リコピンチャージで老化予防を

画像1

活性酸素対策には、まず肌を紫外線から守り、活性酸素除去効果の高いスキンケアでお手入れをします。継続的な肌のお手入れと一緒に「抗酸化作用」のある成分を含んだ食べ物を摂ることも大切です。素材の栄養素を活用して、肌や体調をコントロールしていきましょう。

夏は、緑黄色野菜や果物などに多く含まれている抗酸化作用のある代表的な栄養素のうち、皮膚の再生に欠かせないといわれるビタミンC や強力な抗酸化作用で知られるリコピンがオススメです。

ビタミンCは、がんや老化の原因となる活性酸素の生成を抑えます。日やけや加齢などによるシミのもとになるメラニン色素の生成を抑えるなど美容にも効果的。さらにできてしまったメラニン色素を還元するのを助けます。また細胞の老化を防いで、筋肉などを作るコラーゲンの生成にも役立ちます。

リコピンは、最近、赤い色素成分で注目され、トマトに多く含まれていますが、強力な抗酸化作用があり、細胞を傷つけて遺伝子を壊す活性酸素を除去する力は、β−カロテンの倍もあるといわれています。ジュースには完熟したトマトを使うとベストです。

夏が楽しくなる、日差しに負けないジュース生活を始めませんか?

画像2

外出の機会が減っておうち時間が増えたという、そんな時こそ、美容に力を入れるチャンスの到来です! セルフケアやインナーケア意識が高まっている中、私のまわりでもスロージューサーに興味を持つ方が増え始めています。

この時期の野菜や果物は、見た目にも気分が上がるカラフルなものばかり。気持ちも明るくなるような、まさに夏らしいオレンジや赤、グリーンや黄色。水分も多く、爽やかな風が吹き抜けるような味わいです。

栄養素を壊さないように熱を加えることなく、ローフードの考えに沿った低速圧搾したジュースは、酵素を補いつつ、日々の体調や体質に合わせた食材を取り入れることで、身体の不調を改善できるとされています。

さらりとした口当たりの良いジュースは、まさに食べる美容液のよう。材料本来の味をストレートに味わえて、しっとりとうるおったみずみずしい肌に、身体の内側からのアンチエイジングに役立ちますよ。みなさんもこの機会にジュース作りにチャレンジしてみませんか?

香り豊かなビタミンジュース

画像3

ビタミンCとクエン酸がたっぷりで美肌作りや疲労回復に効果的です。ミントとしょうがを効かせてリフレッシュしながら、冷えやストレスも和らげるジュースです。グレープフルーツは1個使うので、ジュースいっぱいでほぼ1日分のビタミンCが摂れます。

【材料(300ml)】
オレンジ・・・1個
グレープフルーツ・・・1個
ミントの葉・・・5~6枚
しょうが・・・1片

【作り方】
1.オレンジとグレープフルーツは、皮と種を取り除き、適当な大きさに切る。
2.ミントの葉はよく洗う。
3.しょうがは、皮をむく。
4.材料をジューサーにかける。

夏の肌力アップジュース

画像4

トマトとスイカのリコピンは、活性酸素を抑え、除去する働きがあり、生活習慣病の予防をするほか、夏バテ予防にも。スイカは利尿作用があり、体内の余分な水分、塩分といった老廃物の排出に効果的。起き抜けや元気のないときにもオススメです。

【材料(300ml)】
トマト・・・200g
スイカ・・・200g
レモン・・・1/8個

【作り方】
1.トマトはヘタを取り除き、適当な大きさに切る。
2.スイカとレモンは皮と種を取り除き、適当な大きさに切る。
3.材料をジューサーにかける。


このコラムを書いた人
都田恵理子(みやこだえりこ)
オーガニックスキンケアブランドの元PR担当。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスター。健康的な美容のためにアンテナを張り、食の知識を生かしてクラスの開催やイベント講師、サスティナブルな生活に関する情報の発信を手がける。madame FIGARO.jpにてブログを更新中。Instagram:@erikomiyakoda
BLOG:madame FIGARO.jp 公式ブログ「オーガニックコンシャスな生活


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?