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ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー 氏家京子コラム

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ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子が執筆する「ゲルソン療法の連載コラム」氏家京子自身が撮影した、取材時の写真とともにお楽しみください。
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#コラム

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム 最終回「毒の片付け−解毒−」

病気の細胞はゴミ屋敷  ゲルソン療法は、高カリウム低ナトリウムの野菜食と野菜ジュースで患者さんの治癒力を最大化します。  それでは、治癒力が大きくなった体では実際に何が起こるのでしょうか?  最初に始まるのは「細胞の解毒」です。  病気の細胞は、必要なものと不要なものを分別する力が弱っています。そのため、入ってきたものは毒でも溜め込むようになります。  この悪循環が進むと「細胞がゴミ屋敷化」して健康な機能を失い、その人の全身にまで影響を及ぼすようになってきます。 治癒力で

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第4回「健康食と治療食」

この記事は2020年3月11日、ヒューロムWEBマガジン naturise「ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第4回『健康食と治療食』」に書いた記事を転載しています。 ゲルソン食のガイドライン  ゲルソン療法の食事には「治療食」としてのガイドラインがあります。このガイドラインがゲルソン食を「健康食」とは違う「治療食」にしています。  古今東西、世界中にはさまざまな健康食があります。ゲルソン食にはそれらと共通するルールがある一方で、相反するルールも

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第1回『野菜で治すクリニック』

がんの治療も野菜食 今から42年前のこと、世界で唯一といえる、野菜で病気を治療するクリニックが誕生しました。場所はアメリカ合衆国の南に国境を接するメキシコです。心地よい日陰を作る大きな木とオゾンプールを囲む静かな中庭を備えた、合計10部屋のこじんまりした入院病棟では、今日も笑顔を絶やさない医療スタッフが世界中から訪れる患者さんをケアしています。  ここで治療する病気の種類は様々です。各種アレルギー、関節炎、糖尿病、メタボリックシンドローム、心臓病、腎臓病、肝臓病、線維筋痛症