私達の心の内には脅威がある @聖典バガヴァッド・ギータ―
2023年3月4日
日本ヴェーダンタ協会 スワーミー・メーダサーナンダ師による日本語によるご講義の個人的な復習用メモです。
・映像資料:https://www.youtube.com/watch?v=H1rwpuQDDvc
・今回のバガヴァッド・ギー―の主な引用箇所(2-58)(3-37) (3-41) (5-19) (5-23) (16-21)
※このメモはあくまでも作成者自身の復習が目的ですので、正確な情報は日本ヴェーダンタ協会WEBサイトをご確認ください。https://www.vedantajp.com/
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人間は生き物の中でも、唯一、肉体を持って解脱できる
稀有な、そして貴重な存在。(ジーバムクタ)
実は、人間の中でも、この学びに出会える人は少ない。(カタ・ウパニシャッド)
私たちはまずこれらのことに気づくこと。
人間は動物の心マヌシャ(manushya)も持っているが、
人間だけが持っているものがある。
それは・・・マヌシャ・トワ (manushya-twa)。
(シャンカラチャーリヤ)
マヌシャ・トワは、human qualityのこと。
マヌシャ・トワは、➀良心 ②魂のこと。
魂とは、しあわせ・至福である。
だから
今生をそのために(本来の人生の意味をマニフェストするために)使おう!
欲情や怒りを抑えることができれば、永遠に穏やかに過ごせる幸福な人になる。(5-23)
万象を平等に見て、常に心動かざる人。(5-19)
そのために
動物的な欲望や怒り(カーマ、クローダ、ローハ)の衝動を抑える。(3-37)欲望や怒り(カーマ、クローダ、ローハ)は地獄への門。(16-21)
そして、それらはヴェーガン(vegam)である。(5-23)
ヴェーガンvegamとは、➀突然起こり ②速く ③大きいもののこと。
例えば津波…
それは、突然起こり、速く、そして大きい。
日本の急流の河の増水もvegamである。
vegamは外の現象だけでなく、私達の心の中でも同じように起きている
欲望、怒りはvegamである。
生じる時、突然であり、速く、大きい。
また欲望は、
マハーシャノ(maha-sano)であり、 マハーパープマ(maha-papma)である。(3-37)
マハーシャノとは、快楽をいくら手に入れても、決して満足しないどころか、欲望が増えていくこと。
マハーパープマは、罪深いこと。例えば、非道徳な方法を使ってでも、お金を稼ぐこと。
欲望は無くすのではなく、
出てきたら抑える。
しかし、出ないようにするのが、より良い。
つまり、欲望を満足させない。
すると、安定により、しあわせな状態を保てる。
欲望、怒りをコントロールすることが必須だが、
普通の人は、「外から」のプレッシャーで、それらを抑えている。
例えば....
①罰を与えられるから、欲望、怒りを我慢する。
②人に悪い印象を与えるから、欲望、怒りを我慢する。
③お金が無いから、健康では無いから、時間が無いからなど、無いので我慢する。
しかしそれらのコントロールは、全てネガティブな、外からコントロールする方法。
社会においては意味があるが、真の霊的な解決法にはならない。
欲望、怒りを「内側から」コントロールすることが、解脱には必要。
そのためには
①ギヤーナヨーガと②バクティヨーガを両方行なう。(3-41)
霊的な学びには
ギヤーナ(jnana)とヴィギヤーナ(vijnana)を両方やっていく。
ギヤーナとは…智識を頭で理解すること
ヴィギヤーナとは…智識を体験すること
感覚のコントロールは
亀が手足を引っ込めるように行ない、感覚を遮断する。
それにより、プラジャニャー(完全智識)を得られる。(2-58)
死んだら、お金やものは何も持っていけないが、
霊的な学びは、来世に持っていける。
以上
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