読書記録「弱いロボット」

こんにちはTAN2です。
今日は読書記録です。

「弱いロボット」岡田美智男

面白かったポイントを書きます。


「グランウディング」という概念

人は会話をするときに、どもったり言い直したりすることが多い。
とりあえず口にしてみるのだ。
そうすることで、言葉を聞いた相手が反応したり、
自分自身がそれをきっかけに思いをめぐらし、追加の言葉を発する。

 
私たちの歩行という行為も、地面に対して自分の体のバランスを崩して投げかけている。
このように、相手に投げかけてしまう、という行為(=投機的な振る舞い)、これがロボットをロボットではなく、人っぽく感じさせると説明されている。

この観点を利用することで、ごみを拾えないロボットを作成し、子供たちにゴミを拾ってロボットを助けるという行動を自発させている。

「人を自発的に動かすロボット」非常に興味がそそられる。

しかも、相手にゆだねてしまえる分、実装の難易度が低いというのは、作る側からからしたら優れていると思う。


非常にざっくりとまとめたが、今後モノを創っていくときの参考になるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?