人とインターネットの間に「空間」を創る
いつも話をしている仲間でも、自分の頭の中のイメージが伝わっていないことってありあすよね。
言葉にしたり、文章にしたり、動画にしたりしてて伝えるということは大切だと思います。特に動画にすることは有効ですが、なかなか一本動画まるまる作るのは労力がかかります。
なので、今回は文章にしてTAN2がやりたいと思っている方向性について記載しておきます。
※動画にするのは別のNoteに記載しています。
2019/11/30 初版
実現したい世界
私たちが子供の頃、インターネットが普及し始めました。でもまだそれほど大したことはできていなくて、一枚の画像を見るのに数十秒もかかるといった感じでした。
それが、通信速度も速くなり、計算能力も上がり、今ではスマートフォンが必需品になりました。しかも、ほとんど電話ではない用途で。
でも、インターネットでできることが多くなった分、現実世界での質量が軽くなってしまった気がするんです。
今、この場所にいる、あなたとここにいる、街並み、夕日、匂い、そんなものに意識を向ける時間が減ってしまいました。
私は、これからのテクノロジーは、これまでのように物事の効率化だけではなく、人がこの現実を豊かに暮らすために発展して欲しい。
そして、この場所にいる、あなたとここにいる、街並み、夕日、匂い、そんなものを感じながら生きている世界にしたい。
どうするか
インターネットが普及するに伴って、人とインターネットが密結合するようになりました。
特に、スマートフォンが登場してからは、人とインターネットの間がディスプレイを介してほとんど直接的につながったと思います。
それが現実の質量が軽くなった原因だと思っています。
私は、人とインターネットの間に空間を創ろうと思います。現状、インターネットと現実の境は1cmをきったぺらぺらな壁・スマートフォンしかありませんが、そこをIoTデバイスなどを利用して厚みを持たせ、空間にする。
そうすることで、人とインターネットを少し疎結合化できると思います。人間の感覚の大部分である視覚を全部奪うスマートフォンの使用率を低下させて、現実世界に割く感覚・時間を増やせると思うんです。
そして、その空間をもたらすものの一つがフライアブルです。
そしてさらに、その空間にダイナミクスを与えてやります。AIを搭載したIoTが、人が現実をより感じられるように動的に人の周りの空間を創る。これにより、今一緒にいる人とのコミュニケーションを円滑にできたりすると考えています。
まだまだ抽象的ですが、これが私がやりたいことです。
カルティエ展
昨日(11/29)、国立新美術館で行われているカルティエ展に行ってきました。そこで少しヒントを得られたと思ったのでメモとして記載します。
さの展示会の空間のデザインが素晴らしかったです。光と闇の使い方が特に。
展示品に意識が向くように、部屋全体を暗くして、展示部分のみを明るくする。全体的にも統一感があり、すごくきれいでした。各部屋には説明があったのですが、その説明文も光の濃淡をうまく使って、読みづらくなく、かつデザイン性が高い感じになっていて非常にエレガントさがありました。
あの空間が動き足したら面白いと思いました。
OK, google XXの場所を教えて、といったら、XXにスポットライトが当たる、みたいな感じです。
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