「1日外出録ハンチョウ」スピンオフにしたら面白すぎるw

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1日外出録ハンチョウは大人気シリーズでありギャンブル漫画の金字塔「カイジ」のスピンオフにあたります。

ですから、カイジシリーズの中の「賭博破戒録カイジ」を読んでいないと最初は理解できないと思います。

それにカイジシリーズは一貫してギャンブルがテーマとなっていますが、1日外出録ハンチョウは、真逆のグルメ漫画であり、そのほのぼのとしたやり取りとなっています。

通常のスピンオフ作品は本作での脇役を主役にする事で、違った作風となりながらも、全体としての流れは同じようにするものです。

しかし、この1日外出録ハンチョウの場合はギャンブルなど一切出てこないどころか、本来は借金地獄に陥った債務者が、”地下”という脱出不可能な監禁・拘束状態の劣悪環境で現場作業をしているにも関わらず、定期的に地上(一般社会)に出ては、人気のお店に通っては食事を楽しむというものです。

カイジにあったギャンブルの緊張感は皆無で、それどころかそれぞれのお店で出される品々に対し、ハンチョウ・大槻を始めとした仲間に独特の拘りがあり、それがバカバカしくもとてもおかしいのです。

この漫画を読んでいると、普通に毎日を送れて、大衆的なお店で当たり前の食事ができる喜びが噛み締められ、またいい年の中年男性が、まるで中高生のように無邪気にどうでも良い会話に熱中する姿を読んでいると、私自身が昔の懐かしい学生時代を思い出してしまうのです。