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純粋レチノールてなに?レチノールの種類について解説

レチノールを調べてみると、なんだか種類がたくさん。どれ使えばいいのーー!!泣 と、レチノール迷子の方。大丈夫です。今日はレチノールの種類について解説していきます🍃


レチノールの効果についてはコチラ↓↓


■レチノールの種類

今回は5種類のレチノールについてお話します。

❶パルミチン酸レチノール
❷酢酸レチノール
❸レチノール
❹レチナール
❺レチノイン(トレチノイン)


5種類のレチノールにはそれぞれ特徴があり、❶皮膚への刺激性❷浸透性❸安定性が異なります。


5種類のレチノールの特徴をまとめた図はコチラ↓↓

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■レチノール5種類の特徴

それぞれの特徴を紐解いてみましょう。

◎パルミチン酸レチノール
◎酢酸レチノール
パルミチン酸レチールと酢酸レチノールは同じグループと考えてください。これらの特徴は安定性が高く肌への刺激が少ないこと。
また、紫外線減弱効果があり、SPF15–20程度の役割を果たします。
パルミチン酸レチールと酢酸レチノールは朝にぬってもOKとされています。(もちろん、日焼け止めを最後にしっかりとぬってください!😭)

◎レチノール
レチノールの特徴は安定性は低いものの浸透性は高いこと得られる効果が高いため化粧品によく使用されます。安定性が低いため紫外線を浴びると途端に不安定に。そのためレチノール配合のスキンケアは夜のみに使用しましょう。また、直射日光の当たらない場所に保管しておくとベター。

◎レチナール
レチナールは安定性が低く、浸透性も高くないため化粧品として使用されることはほとんどありません。

◎レチノイン酸
レチノイン酸=トレチノインです。つまり、医薬品。化粧品ではありません。刺激性が非常に高い。ニキビ治療やゼオスキンのセラピューティックコースで使用されます。顔の皮がべろべろに向けます。必ず医師の指導の元、使用してください。他者への譲渡はダメです…!

セラピューティックとは??解説はコチラ↓↓


🤎 これさえ覚えればOK !!🤎
パルミチン酸レチノール・酢酸レチノ–ル:朝に使用してOK、マイルド
レチノールは:ぬるのは夜のみ、刺激強い
レチナール:使わない
レチノイン酸:くすり、刺激MAX


■ピュアレチノール・純粋レチノールってなに?


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資生堂HP エリクシールの商品説明画像より画像を引用しました🍃


最近、資生堂が”純粋レチノール”、"ピュアレチノール"というワードを使用しています。ただでさえ多いレチノールの種類。また増えたの…?と思いますよね。

◎広義のレチノール・狭義のレチノール

むずかしいので下の図をご参照ください↓↓

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くだものの名前を挙げてください。いちご、桃、バナナなどがありますよね。
くだもの=カテゴリーの名前
桃、バナナ=くだものというカテゴリーの中にある個別の名前

では、レチノールを見てみましょう。

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”くだもの”というカテゴリーの中に”桃”があるように、
”レチノール”というカテゴリーの中に”レチノール”がある←⚠️⚠️えっ!?
めちゃくちゃ混乱しますよね……!
カテゴリーの名前と個別の名前が一緒なのです。非常にややこしい。

このままでは分かりにくい。混乱しますよね。
対策として↓↓

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カテゴリーの名前はレチノールのまま、個別のレチノールを指すときは”純粋レチノール”もしくは”ピュアレチノール”を表現方法を変えることに。

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広い意味でのレチノールはカテゴリーのことを意味している。
狭い意味でのレチノールは”ピュアレチノール”、”純粋レチノール”を意味している。

個別のレチノール=ピュアレチノール=純粋レチノール

これらは全て一緒のものです。

化粧品会社は商品説明のとき”レチノール”というワードを使用すると、どちらの意味のレチノールを指しているか伝えにくい。消費者の混乱を招く。そのため最近は”ピュアレチノール”、”純粋レチノール”をというワードを積極的に使用しています。


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いかがでしたか?
レチノールの種類について理解できた!って方はスキしてくださると嬉しいです♡


ハルでした🌷

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