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USJのマーケティング戦略

お久しぶりです、関西に染まってユニバ呼びになってしまった平賀です!
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はじめに

大学進学を機に関西に出てきてユニバに20回近く行ったのですが、何度言ってもどんな人と一緒に行っても新しい楽しみが生まれるユニバーサルスタジオジャパン。

そんなユニバのマーケティング戦略に着目していきます!

まず、なぜユニバのマーケティング戦略なのかというと、開業から3年で事実上の経営破綻になったのにも関わらず、ある有名なマーケターが参画したことで東京ディズニーランドの集客数を抜くに至ったからです。

森岡 毅

そのマーケターが森岡 毅です。


神戸大学経営学部を卒業後、P&Gジャパンに入社。ヘアケアブランドのブランドマネージャーを歴任後、P&G世界本社へ移籍。

といった経歴で、USJの経営を破綻状態から日本トップに導いた手腕が注目されたことで、メディア各所で取り上げられるようになりました。

その後、森岡さんは独立をし、丸亀製麺やネスタリゾート神戸などの経営立て直しに尽力しました。そんな森岡さんがUSJの改革において最も重要視したのが、「消費者視点」です。

消費者視点でビジネスを捉える

なぜ森岡さんが「消費者視点」を重要視したのかというと、「想定する来場者のニーズ」と「実際の来場者のニーズ」が乖離することが多いからです。エンターテイメント業界では多くの場合プロダクトアウトであるために、クリエイティブサイドと来場者でギャップが生じます。

そこで森岡さんが手を加えたのは、アトラクションなどの企画・製作をクリエイティブサイドからマーケティング部主導に変えたことです。

つまり、マーケティング部が来客者のニーズに沿ったプロジェクトを決定し、完成まで随時マーケティング部が乖離の発生が起きていないかを確認するフローを作ったのです。

これによって、USJでのプロジェクトの成功率は9割以上にもなったといいます。ビジネスにおいて、どれだけ「消費者視点」に立つということが重要なのかが分かりますね。

成功事例①:「ハロウィン・ホラー・ナイト」

今となっては当たり前の大人数で仮想して賑わうハロウィン。このハロウィンのスタイルを作り上げたのが、森岡さんがUSJで行った「ハロウィン・ホラー・ナイト」。

東京ディズニーランドでは禁止されているフルフェイス仮装や競合コンテンツの仮装さえも奨励し、自由な仮装によって非日常感を味わえる空間を作り上げました。

また、来場者が仮装をしてパレードを楽しむというコンセプトは、新たな設備投資などが他のプロジェクトに比べて小さく済むという利点もありました。

成功事例②:「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」

既存のジェットコースターを後ろ向きに走らせる「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」。

アイデア自体はジェットコースターを逆向きに走らせるだけなのですが、コロンブスの卵的な発想が来場者の支持を得て、最高で9時間40分待ちという記録的なヒットにつながりました。

成功事例③:「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」

森岡さんは「ハロウィン・ホラー・ナイト」「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」といった数々のプロジェクトによって、来場者数は伸びたものの、シェアが関西圏に留まっており今後の成長に限界があると考えました。

そこで、世界的シェアを誇る「ハリー・ポッター」をテーマとした新しいエリアを作ることで、日本全国からの集客を図ったのです。

なんと450億円という巨額を投資してエリアとアトラクションを作り上げることで、想定通り日本全国からUSJに人が集まり来場者数は飛躍的に伸びました。

おわりに

高校生のときにユニバの再建がなんかすごい!ということは知っていたのですが、調べていくことでかなり有意義な情報を得ることができました。

基本的に消費者目線でエンターテイメントを楽しむことが多いので、経営者の苦悩やそれを払拭するための施策は目からウロコでした。

また、森岡さんについてもまだまだ知らない部分が多いので、書籍などを読んでより深く知っていきたいですね!

ここまで読んでいただき誠にありがとうございます!是非コメントで皆さんの感想を書いていただけると嬉しいです!


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