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狩猟採集民の絵

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秋田県の阿仁という地域の絵を「狩猟採集民の絵」として載せています。 さっと見ていってください。 6月16日〜7月15日まで、毎日朝7時更新。 ※7月15日追記 マガジンの販売は…
もしいい絵があればマガジンを購入していただけるとめちゃ嬉しいです。 お金は絵の額縁代として使用しま…
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#2000文字

ヤマドリ's エッセイ

毎日文章を書く、と決めると頭の中がそのことで埋め尽くされる。書けることがないかずっとなにかを探している。でも2000文字書けるようなテーマ、のようなものはなかなか見つからない。見つかった試しがない。だから仕事が終わって毎日のように今日はどうしようとnoteの前で座り尽くすことになる。今日はほんとうに困った。困ったし眠すぎたので、書かずに寝た。寝て起きたら4時だった。よし書こうと起き上がった。どんだけ頭の中をnoteに支配されているのだ、おれよ。笑 ヤマドリという鳥を描いた。

河原に座る。

まっすぐ自分の絵についてなにかを語るというのは僕にはできないので、今考えていることをただ素直に文字にします。 学生とか社会人になってから好きな人に告白したことがありますか?僕はあります。なんだか最近そのことをよく思い出すなあ、と思って。 好きな人に「好きだ」と伝えるのはものすごく勇気がいりますよね。相手が自分のことをどう思っているのかめちゃくちゃ観察するし、相手も俺のこと好きかも?とか、いや俺じゃなくてあいつのことが好きなのかなあとか思ったり。告白するまでに相当時間もかかる

継続できる人、できない人。

継続するということについて、よく考える。自分は以前、ほぼ日の「今日のダーリン」という糸井さんが毎日書いている文章を、ほぼ日手帳に写経するということを約3年間続けていた。ぼくがあてもなく2000字を書けるのはそのときにガリゴリとボールペンで糸井さんの文章を書きまくっていたことに何か要因のようなものがありそうな気がする。 糸井さんの文章の上手さというよりも、あの人の考え方のようなものを少しでも身につけられたらと思って、文章を読むだけじゃなくて書くこともしはじめた。これを毎日続け

釣り嫌いが釣り好きになるまでの話。

今日も一応2000文字を目標に書いてみます。1000文字だと自分が物足りないのです。でも毎回1500字くらいで、もう無理、書くことないってなるんですけど、そこから自分を追い込んで絞り出した500字に意味があると思うので(ない)、今日も頑張る。 僕がこの「阿仁」という場所に来て間違いなくいちばんハマったのが渓流釣りだ。毎週必ず行っている。めちゃくちゃ楽しい。 でも最初は全く楽しみ方が分からなかった。マタギの師匠に山菜採りも、渓流釣りもすべて教えてもらったのだけれど、この渓流

好きなおじさん#1 営林署臨時職員/ぜんまい採り

秋田県に移住してからおじさんには大きくわけて二つのおじさんがいることに気づけた。「いいおじさん」か「きもいおじさん」である。もうこれでもかというくらいくっきりはっきりと分かれる。中間は存在しない。きもいおじさんはとことん気持ちが悪いし、いいおじさんはとことんいいおじさんだ。僕の絵の額縁を作ってくれている「おおしまさん」という70歳近いおじさんがいるのだけれど、やっぱりとことんいいおじさんで、昨日Twitterで「おおしまさん」のことについて呟いたら僕の小さな界隈ではちょっと大

杉林を歩く。

絵について書くのって結構気恥ずかしいことだ。もう7日目だけれどまだ慣れない。まっすぐ絵についてなにかを書く気にはなれないので、少し寄り道しながらちょっとずつちょっとずつこの絵について触れていけたらいいなと思う。 「こうしたい、ああしたい」と割と大きなことを言う人がいる。世間的にそれはいいことのように思われている気がするけれど、僕はなんだかうーん、と思ってしまうタイプの人間だ。やりたいことがあるのなら、早くやったらいいじゃない?と思うから。だから「これしてます、あれしてます」

生み出したものに、値段をつける。

絵を描き始めた頃、持っていたパステルが12色だけだったので、そもそも難しそうな題材には手を出さず、自分でも描けそうな単純な構図なものから描き始めた。ただただ自分の手を描いてみるとか、手の上に乗った果物を描いてみるとか、山は山でも陰影もなにもないただの山だとか。それはそれでいい絵が描けたりもするんだけれど、描いていく内にだんだん物足りなくなってくる。いや、物足りないというよりは、これ描いてみたい!というものが増えてくる。となるともう新しいパステルを買って挑戦するしかなくなる。そ