短歌のこと2
こんにちは、みずきです。
久々の「短歌のこと」です!
普段つくりためているけれど、物語には発展しなかった短歌たちをまとめてご紹介します。
今回は、最近のものからすこし昔のものまで、夏物を集めてみました。
ちょっと気になるもの、が見つかればうれしいです。
それではどうぞ!
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サンダルをつっかけちょっと月までと言ったっきりのさびしい玄関
ぼうけんのきろくを残す本棚に机の下に裏庭の木に
張りつめて腐りきるまで見つめてた月下美人の昼に咲くこと
かろらんと氷の溶ける音を聴くためだけに淹れた麦茶があるよ
ミュージカルだったらここで踊り出す、そう思いつつ閉じてゆく傘
夏がくることを自分にゆるしてる ドアの奥からさしこむ光
冷凍庫に入れっぱなしの感情をチンする間とかすマスカラ
からっぽのプールは空を湛えててプールサイドにあふれるひかり
空までを蹴伸びですすむあの人の少しほつれたスクール水着
しろくまをツキノワグマで挟んだらオセロの仕組みで染まるしろくま
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ありがとうございました!とりあえず今回はここまで。
またどこかで『短歌のこと3』お届けできればと思います。
通常投稿も、よろしくお願いします!
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