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人生で初めて金玉を切った日(TESE) 男性不妊

前回の続きから。

金玉を人生で初めて切る日が決まった。

10月の最終日。

半年以上先。

最初は自分が金玉を切るとは思わなかった。お医者さんと相談したあとは、MicroTESEっていう手術についてひたすらインターネットで調べました。

調べれば調べる程、恐怖心しかない。

金玉に何か当たるだけでも悶絶するのにメスで切るとは、もはや想像を絶する。

僕の場合なぜ手術になったかというと、

•精子の数がとても少なかった

•射出精子に奇形精子しかいなかった

•運動精子は1つもない。

※WHO(世界保健機構)の精液検査正常値(2021年)は、精液量1.4ml以上、精子濃度1600万/ml以上、運動率42%以上、正常形態率4%以上。

僕は精子濃度10万/ml、運動率0%、正常形態率0%でした。医師曰く、カルタゲナー症候群の場合は基本的に運動精子はごく僅かかいない事が多いらしい。

ちなみに奇形精子とは僕の場合は尾部がない、短い奇形精子しかいない状態です。

で話を戻して、そのTESE手術で金玉を切って精細管を取って、(簡単にいうと精子が入ってる管)その中に新鮮で運動している精子がいる可能性があるからやってみよう的な。

ちなみに当時は某大学病院で手術という事で、一回全部込み込みで約40万円くらいだった気がします。個人クリニックよりは全然安い値段です!

ちなみに僕が受けた手術はMicro TESE。

ただリスクはある。金玉にメスを入れると男性ホルモン値が下がる人もいるらしいとのこと、、、

しかし、夫婦ともに子供は欲しいしリスク承知の上で手術を決心。しかしね、妻の方は健康体なのに採卵とか、卵管検査とかもっと痛いこと沢山するんです。だから僕も正直金玉切るってすっごい怖かったけど、その場で即決で切ります言いました。

手術当日までにやった事と言えば、精子に良いと言われるサプリメントを摂って、運動とにかく走ったり筋トレ。おかげで半年で10キロ痩せた。

でその間に何回か精液検査をやってたんですけど、精子の数も少し増えてて、あの時は嬉しかったです。

手術前までに出来ることは精一杯やりました。

迎えた手術当日。

前日入院で夜から絶食だった気がする。

点滴を打って全身麻酔をしてもらいました。

手術台に行く時、「健康な妻にまで俺のせいで不妊治療をする事になって申し訳ないな。」、「今から切るんだな、目が覚めたらもう手術は終わってるのかと。」色んなことを思っていました。

で、全身麻酔をかけてもらって手術。ってなったんだけど、手術室に学生いました。

僕の手術を見学する学生さんたちです。

「金玉見られるの恥ずかしすぎだろ」っていうのも思いましたw

で全身麻酔。

こっから記憶がないです。

しかし手術中?に呼吸が苦しくなって僕は暴れたらしく数人がかりで押さえつけて相当大変だったらしい。

記憶にないですが。

で麻酔から覚めて、妻がいて、心配そうに見てました。でその日は立たないでくださいとのこと、、、

手術後の痛みは想像よりは痛くはなかったのが正直。しかし金玉を蹴られた状態が永遠と続いてる感じ。

想像よりは痛くなかったけど、全然超痛いです。

夜も痛くて全然眠れなかったです。

夜通し痛くて眠れず、翌日退院。

歩きは出来たけど、ガニ股だし金玉めっちゃ痛かったです。

手術当日に妻は採卵をしていました。で僕の手術で取ってきた精子と手術前の射出精子を半々使うっていうことでした。

今回はここまでです。

長文駄文すみませんでした🙇

近々見やすいように文を直したりしますね。今はとにかく感情のまま書いてますので🙇

次回は初めての顕微受精がどうだったかを書きます。

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