見出し画像

アムステルダムからロンドンまで、夜行バスで移動しました🚌【ヨーロッパ・バックパッカー旅行】

こんにちは。浮遊するまんまるです。
ヨーロッパ旅行中、オランダのアムステルダムからイギリスのロンドンまで夜行バスで移動しました。

夜行バスで移動するネット記事が少なかったので、その様子を書いていきます。旅行の参考になれば幸いです。

*2024年6月末時点の情報です。最新の情報は各自でお確かめください。


なぜ夜行バスで行くことにしたのか?

オランダからイギリスに移動するには、ユーロスター(日本でいう新幹線)に乗るのが一般的だと思います。
それでも私が夜行バスを選んだ理由は①価格が安い ②夜寝ている間に移動できると思ったからです。

①価格が安い

ユーロスターは予約時期によって価格が異なりますが、最低でも10,000円はします。本日6月30日時点で7月の日付を調べてみると、45,000円でした。ユーロスターに乗る場合は早めの予約が肝心です。

それに比べ、私が乗った夜行バスは5,500円でした。これは乗車の2週間に予約した価格です。この安さが決め手でした。

②夜寝ている間に移動できる

ロンドンからアムステルダムへは、ユーロスターでも5時間かかります。日中に5時間電車に乗っているよりは、寝ている間に着くほうがいいかなと思いました。
なので、アムステルダムを22時に出て、ロンドンに9時に着くバスにしました。6月のアムステルダムは22時過ぎでも明るいので、治安の心配はありませんでした。

夜行バスの予約方法

ヨーロッパの交通機関の検索や予約ができる「Omio」というサイトを通じて、「Flix bus」を事前に予約しました。
Omioのサイト https://www.omio.com/

Omioは移動手段の価格を比較できるので便利です。ヨーロッパを旅行する際には参考にされるといいと思います。決済が済むと乗車券がメールで送られてくるので、スマホに保存するか、印刷して持っていきます。

移動の様子

アムステルダムのバス停から出発

バスが来たら、乗車券に書かれている自分の席に座ります。発車の際の点呼はありませんでした。

たまたま隣の席が空いていたため、2シートを使って横になって寝ていました。(寝るのは盗難のリスクもあるので、各自の判断でお願いします。)

イギリス入国前のパスポートチェック

爆睡していたところ、突然叩き起こされました。
イギリス入国の審査です。

まずは乗務員によりパスポートの回収が行われます。全員分が一気に回収され、高速道路のゲートのようなところに提出していて、また返却されます。

今度は、各自パスポートを持って入国審査場に歩いていきます。
入国審査はフランス領土のカレー港にて行われます。自分の順番が来たら、これからの旅程や帰国便を英語で質問されます。

カレー港

これが、まあまあ、遅い。なかなか自分の順番が来ません。
審査官の数が純粋に足りてなかったですし、夜中なのでスタッフのやる気もなさそう。

バスに乗り遅れないか心配だし、お手洗いに行きたいし、どうしよう〜と思っていたら、途中から仕事ができそうな女性スタッフが現れ、見事な仕事さばきを見せてくれました。
待つのに不平不満が出ていた長蛇の列から、歓声が上がっていました。

仕事ができる女性にパスポートをチェックしてもらい、無事に終了。建物を出たところに簡易お手洗いがあり、ホッとしました。

再びバスに乗車して5分くらい進んだら、このタイミングでお手洗い休憩が入りました。もっと前に休憩がほしかったです。

休憩場にて

バスから降ろされフェリーに乗せられる(そんなの聞いてない)

さて、眠りについたのも束の間。再び叩き起こされます。

バスごとフェリーに乗せるため、乗客はフェリーに乗り変える必要があるとのこと。予約のメールには、フェリーのことは書いていませんでした。ただ、海外旅行に出るとそういうのには不感症になりますね笑。何食わぬ顔でフェリーに乗り換えました。

快適なフェリー空間

フェリーは椅子やテーブルが適度な距離で配置され、乗客も少なかったので広々としていました。窓から海が見えますし、甲板にも出られます。

バスの車内でカードが配られており、このカードを使えば食事(もしくはケーキ)とドリンクが無料で頼めるとのこと。
さっそくカウンターで紅茶とチョコマフィンのセットを注文。砂糖が疲れた心身を癒してくれました。

フェリーでは横になって眠ったり、朝日を楽しんだりしました。

待っていたのは道路の渋滞

さて、イギリスに到着です。再びバスに乗り込んでロンドンに向かいます。

ここで待っていたのは交通渋滞。バスが全然進みません。結局、ロンドンに着いたのは予定の2時間オーバーの11時でした。
ロンドンに着くまでに再びお手洗いに行きたくなっていたのですが、幸い終着点のパディントン駅にはお手洗いがあったので助かりました。

夜行バスで困ったこと

お手洗いに行けない

車内にお手洗い設備がなかったのと、休憩が少なかったので、これが切実に一番困りました。
最初からそうと知っていたら、バスに乗る直前に済ませておいたり、水を控えめにしたりできたはず。夜行バスに乗る方は注意してください。

座席が狭い

日本の3列夜行バスと同じくらいの座席の大きさです。(シートは2列)
体の大きい方はピチピチになります。
私は体が小さいのと、隣が空いていたので快適に過ごせました。

外界をシャットダウンするために、マスクと耳栓を持参するのをおすすめします。車内でも快適に過ごせます。

時間通りに運行しないことがある

私が乗ったバスは2時間遅れで到着しました。

今回のヨーロッパ旅行では、このバス以外にも飛行機や電車で2〜3時間遅れが多発していたため、旅程にはかなり余裕を持たせた方がいいですね。

夜行バスに乗った感想

「お金があればユーロスターの方がいい」というのが正直な感想です笑。
お手洗いに行けなかったのはつらかったですし、渋滞で2時間遅れて昼前に着くなら、ユーロスターでよかったじゃんと。

しかし、「何かが不足しているからこそ、楽しめるものもある」と思っていて、貧乏旅はそれはそれでいい思い出です。
フェリーから見た爽やかな朝日は、生涯忘れないでしょう。バスの遅れの影響で、ロンドンのアンティークショップを必死のパッチで駆け巡ったのも、きっとアンティークを早く目利きする訓練になったことでしょう。

以上、アムステルダム〜ロンドンの夜行バスの体験記でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?