目標を達成したいなら、みんなに宣言してはいけない理由
どうも、かほりです。
今回は、目標はみんなに宣言しないほうがいいですよ。
というお話をしていきます。
その理由は次の2つになります。
ちょっとこれだけだと分かりにくいと思うので、
詳しく解説していきます。
みなさんは、
「目標は周りに宣言した方が達成できる」
という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
一般的に目標は人に話すことで、
達成しやすくなると考えられています。
その理由としては、
などがあげられます。
これは心理学者のクルト・レヴィン氏が提唱した、
パブリックコミットメントと呼ばれる心理テクニックです。
ただこれ、そのまま実践してもうまくいきません
例えば、「体重を5キロ落とします」というように、
ゴールを宣言すればいいと思いがちですが、
それだけでは目標達成率は高くなるどころか低くなってしまいます。
なぜなら、人は誰かに目標を話し、それを認めてもらうことで、順調に進んでいるという錯覚にハマってしまうからです。
実際に目標を宣言した方が、
努力する時間が減ることも観察されています。
(↑話がそれるのでここは最後に補足しています。)
また、誰にでも目標を宣言すると、
からかわれたりしてモチベーションを削られるリスクも高めてしまいます。
これ私は何度か経験しています。
では、どうすればいいのか?
パブリックコミットメントを行うなら、
次の2つがポイントになります。
目標を宣言するなら、あなたが信用できる人に限定しましょう。ここでの信用できる人とは次のような人です。
このような人に目標を宣言することで
効果的なアドバイスもらえたり、情報交換することができます。
また定期的に、「報告の日」を作ることで
軌道修正が早く行えたり、お互いにモチベーションを高めることができます。
毎週土曜日は、「報告の日」にするなどして定期的に情報交換やアドバイスを求めてみましょう。
また他にもメリットがあり、
「サポートしてもらっているから、頑張ろう」
「あの人も努力しているから、私も頑張ろう」
という感じでパブリックコミットメントの本来の効果である適度なプレッシャーを自分の原動力にすることもできます。
というわけで今回は以上になります。
最後に記事のポイントをまとめておきますね。
補足
2010年、ニューヨーク大学の心理学者ピーター・ゴルウィツァーがこんな研究成果を発表しています。
まず被験者を2つのグループに分けます。
そのあとに45分間、目標に向かう活動を行なってもらいました。
すると「目標を人前で宣言しなかった人たち」は、
45分間全てを目標のための活動に使い切りました。
一方「目標を人に話した人たち」は、
平均33分で活動を切り上げました。
さらに面白いことに、
聞き取り調査で「目標に近づけて満足した」
と回答が多かったのは活動をすぐに切り上げた後者のグループでした。
目標に対しての活動量は減ったのに、満足度は高まっていたのです。
私たちは、目標を人に話し、それを認めてもらうことで、あたかも実現したかのような錯覚に陥るみたいです。
この記事が参考になれば嬉しいです。
ダイエット頑張っていきましょう。
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