01 信じることと期待すること

最近あたたかくなり,冬の寒さがだんだんと思い出せなくなってきました.
さて肝心の初回の投稿ですが,最近悩んでいたことについてメモ程度で書き留めておきたいと思います.
自分自身を愛せていないことが大きく哲学形成に影響を及ぼすと感じますが,人それぞれの過去があるのは確かです.そんなことも踏まえて読んでいただけたら嬉しいです.

大きく結論から言いますと,人を信頼するとき,同時にその人に対して勝手な期待を抱いていると思うのです.
この人は今までこんなことをしてくれたからきっとこんな人だろう,という淡い期待.決してその人が思った通りの人格という確証がないまま,信じようとする.

私はこれまで信じるという行為で何度も失敗してきました.
相手はそんなつもりがないかもしれませんが,思い描いていた人格とのギャップが大きければおきいほどひどく裏切られたような気持ちになるのです.尊敬していればしているほど,その部分がどうしても許せないのです.

人が相手に好印象を与えようとするのは,まあ当たり前かと思います.しかし振る舞いを受け取る側になる時,どうもその前提を忘れてしまいます.
自分だってある程度の距離にある人に対しては素敵に振る舞って印象を下げないようにしているけど,それを自身で裏切らないように自分がイメージした通りの自分になれるように日々を過ごしているつもりであります.
が,実際のところそんな風に誰かのためにと,無理をしながら振る舞う人なんてほんの一握りのようです.

つまり,これは自分の物差しだけで人を信じてはいけませんよということになります.自分が頑張っているからって相手が同じように頑張っているとは思ってはいけません.
それぞれの頑張りの方向があることを忘れないようにしながら,人と関係を築きたいなと思いますね.

百葉

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