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バックオフィス業務を解像度上げてまとめてみました。

マンガサービスの「アル」でEXをやっているワープくんです!

最近読んで面白かったマンガは、「宙に参る」というマンガです!

↑で三話まで読めます!
舞台は「宇宙船が今で言うセスナ機ぐらい身近になった世界」です。物語の本筋は主人公が夫の遺骨を地球に運ぶまでの旅行記で、牧歌的な雰囲気なのですが、主人公が持つ技術を付け狙う謎の組織がでてきたり、「AIに人格は宿るのか」という重めのテーマを絡めてきたり、夫との思い出を振り返る甘酸っぱい(?)感じのシーンがあったり、とかなり雑多に楽しめる作品となっております。

さて、本題。
自己紹介で「EXをやっている」と書きましたが、現状の業務の大半は一般的に「バックオフィス」と呼ばれる業務になります。もっと有体な言い方をすれば、「事務」とかになる領域です。AIの発展で消えそうな職業とかも言われている領域ですね。

新卒入社した会社から一貫してバックオフィス業務をやっているので、バックオフィスの人がやるような業務は大なり小なり関わったことがあります。

ただ、バックオフィス業務と一言で言っても、4つの経営資源「ヒト・モノ・カネ・情報」の「モノ」以外は扱うため、業務領域ががめちゃくちゃ広く、人によって指す言葉の解像度が違うために不幸なすれ違いが起きてしまうことってあるなぁと思います。

なので、今回は自分の中の整理も兼ねて各領域の業務をまとめてみようと思います。

こんな人に読んでほしい

・バックオフィス?なんか経理とか人事とかやってる事務の人でしょ?ぐらいの認識の人
・バックオフィス領域でのキャリアアップを考えている人
・管理部門の人員を増強しようとしている経営者

カネ関係の領域について

カネ関係の領域は大きく分けると以下の3種類の業務があります。

①経理(月次決算、経費精算、財務諸表作成etc)
②財務(入出金管理、資本政策、融資対応etc)
③税務(申告書作成、源泉所得税対応、支払調書対応etc)

よく「経理財務部」みたいにひとくくりにされがちな経理と財務ですが、
経理:会社内のお金の動きを扱う職種
財務:会社外のお金の動きを扱う職種
という整理が分かりやすいと思います。

このあたりがごっちゃになっていると、「ずっと経理をやってきて、月次決算を確実に締めることができる人に、資本政策表を作ってもらおうとしたら、全然できなかった」みたいな不幸が起こります。

もちろん、必要な技能がはっきりと分かれるわけではないので、「全然できない」ということはめったに起きないのですが、そういう領域があると知っているだけで採用のミスマッチが多少は防げるかと思います。

~本筋から逸れる~
経理といえば会計ですね。
会計も解像度を上げると、下記の三つに分かれます。

財務会計:会社の数字を株主に報告するための会計
管理会計:会社の数字を経営者が把握するための会計
税務会計:法人税を計算し、国に納めるための会計

同じ企業を取り扱っていても、どの会計で計算するかによって、利益が異なる、ということはよくあります。なんで???って感じですよね。

このあたりは、『会計の世界史』という本がわかりやすくまとまっているので、ご興味あれば読んでみると面白いです!

ヒト関係の領域について

ヒト関係の領域は大きく分けると以下の2種類の業務があります。

①人事(採用、研修、評価etc)
②労務(給与計算、勤怠管理、社会保険関係etc)

「人事」とひとくくりにしてしまいましたが、採用計画を作る人なのか、社内研修を企画する人なのか、人事評価制度を構築する人なのか、でまた違ったりします。
また、「人事」はキラキラした業務が多いですが、「労務」はけっこう泥臭く、社内で口うるさいやつみたいな扱いをされることもあります。(労務はめっちゃ大事なんやぞ!!💢💢💢)

今は「戦略人事」とか「採用広報」みたいな職業が人気な傾向にある気がします!会社におけるヒト領域は経営への影響が非常に大きいので、個人的にはめっちゃ良いことだと思います!

労基法とか勤怠管理といった、労務的観点も持ちつつ、採用広報ができ、戦略的に人事の打ち手が打てる人は、かなり市場価値が高いのではないでしょうか。

~本筋から逸れる~
3/6(金)に発売する「ヒトゴトですから」はめっちゃ面白いので、人事に興味がある人もない人もみんな読んでね~!!!! #not_PR

 情報関係の領域について

情報関係の領域は大きく分けると以下の3種類の業務があります。

①法務(契約書関係、訴訟対応etc)
②情報システム(社内システム管理)
③総務(これまで上げてきた以外の業務すべて)

総務という存在が特に広義すぎてびっくりします。総務を入れることで、MECEな整理ができたかな、と思います。

法務は大企業でもベンチャーでも重要度が高いです。ただし、社内の人員でまかなうよりも、社外の専門家に相談することが多い領域なのではないかと思います。

情報システム領域はかなり重要度が高いです。日々の生産性に直結する領域だと思います。この領域を重視する経営者の下で働けると、満足度がかなり高いと思います。

おわりに

上記でまとめた区分は、相当荒いまとめ方をしています。
一言で「経理」と言っても、連結決算を担当する人もいれば、月次決算を担当する人もいますし、「人事」のなかでも採用をする人、評価をする人で全然別だったりします。
僕がアルで担当している「EX」は人事領域にかなり近いのかな?という認識をしています。(もっと広範囲を指すとは思いますが)

一言で「バックオフィス」といっても、色々あるんだなぁと、全人類に知ってもらえたら嬉しいです。



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