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にいがた酒の陣2024 感想&新潟の酒を語る

2024年3月10日
にいがた酒の陣2024にて日本酒を味わって来ました。
今回は試飲したお酒についての個人的な短評です。新潟県内のほとんどの酒蔵が集結する日本酒の祭典、どんなお酒があったでしょうか。

にいがた酒の陣2024 会場の様子

早速ですが、下のリストが今回試飲したお酒です。全部で42種類でした。(上から順に試飲、走り書きなのでたぶん誤字脱字あります申し訳ない。)

短評

新潟の酒はほとんどが辛口!
しかしそれは今や当たり前では無い

まず新潟県としての酒質の印象について。
新潟のお酒、大体が辛口です。
具体的には口当たりがサラサラしていてキレが良い。甘さは少なく、のどごしにアルコール感がある。そういうお酒が試飲した内の7割程度でした。

え?…日本酒が辛口なのは当たり前?
いやいや、その考え方は古いです。
今や日本酒のトレンドは甘口寄りにあると言っても過言ではありません。
十四代、而今、獺祭、作…などなど、最近名前が売れてる銘柄の多くが甘口と名乗らずとも甘さを感じるお酒なのですから。

ですので、これだけの種類を試飲して辛口のお酒が多いというのは新潟ではクラシカルな酒質に特に重きを置いている酒蔵さんが多いという証左であると言えるかと思います。
また、新潟の酒造りによく使われる五百万石や越淡麗といった酒米は辛口の酒造りに秀でた品種です。
そういった点も県全体で辛口の酒質になる要素の一つかと思います。

私の好みのお酒をおすすめ

さて一通り語ったところで、ここで試飲したお酒の中で私好みでおすすめしたいお酒を挙げたいと思います。
私の好みは甘辛のバランスの取れたお酒とやや甘口のお酒、酸やガスの効いたモダンなお酒です。
試飲リストの「☆」マークのついた銘柄が該当します。

『越乃白雁 純米大吟醸おりがらみ』
1番のおすすめだったのが越乃白雁の純米大吟醸おりがらみ。ただこれは酒の陣限定酒なので、入手の際は純米吟醸クラス以上であればどれもおすすめです。
とにかく口当たりが柔らかく滑らか。上品な砂糖水のようなさらりとした優雅な甘さ。
辛口の多い中で明らかな違いを見せてくれました。
酸味や苦味がなく、キレがしっかりある淡麗甘口は、普段辛口を飲む方にもおすすめです。

類似のお酒として:スキー正宗 水もと、和樂互尊 大吟醸、峰乃白梅 純米吟醸、越乃八豊 おりがらみこちらもおすすめ(淡麗/甘口)

『宝山酒造 純米大吟醸 山田錦』 
『越路吹雪 蔵出し生原酒大吟醸』
この2つは芳醇甘口のお酒。
口当たりにとろみがあり、蜂蜜のようなまろやかな甘さが特徴でした。日本酒が苦手な人でも間違いなく飲みやすい、日本酒を好きになれる日本酒です。

『阿部酒造 あべ 純米大吟醸』
阿部酒造は酒の陣で特に人気だった酒蔵さん。全酒蔵ブースの中で唯一、壁伝いに長い行列ができていました。
その特徴は甘・旨・酸+ガス感が織り成す複雑で絶妙なバランス。新政や花陽浴といったモダン系日本酒と肩を並べる出来栄えだと思います。日本酒の新時代を知りたい方にぜひ味わっていただきたいです

以上、酒の陣の試飲短評とおすすめ日本酒でした!

おわりに

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いかがでしたか?気になる日本酒はあったでしょうか。
慣れない文章作成と甘口派目線での論評だったので多くの方に響くか分からないですが、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

他のお酒の感想なども機会があれば上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ご意見ご感想もお待ちしております(返信機能あったっけ?)。
ありがとうございました。


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