季節の自然にふれる
何でもない毎日が楽しい。
先日、友人のお母さんが除草剤を撒きにきてくれて、とっても助かったので、お礼にお菓子を届けに行った。
ちょうど雑草抜きをしていたから、なんとなく手伝うことにした。
友人のお母さんなのに、友人とより仲が良い。友人によると「多分はみちゃんのことも自分の娘だと思ってるわ」とのこと。
ありがたい。
「あ、どうせ抜くならドクダミにしよう。はみちゃん持って行くっしょ」
取り出された段ボール箱には、すでに3分の2くらいまでドクダミが入っていた。
毎年作るドクダミ化粧水のドクダミは、この家から貰う。私のために抜いておいてくれたらしい。
「ドクダミ抜いたから、電話しようと思ってたんだよ」
ふたりでおしゃべりしながら、ダンボールいっぱいになるまでドクダミを抜いて、「いっぱいになったから帰るね」と言うと、「京蕗あげるから、食べなさい」と、庭の蕗を刈り取ってくれる。山菜は大好き。嬉しい。
採れたての蕗を板摺りして、茹でて、皮むき。
新鮮な蕗で炒り煮。
水煮のものを買ってくるより、ちょっぴり手がかかるけど、風味が全然違う。食感、香り、独特の苦味。
もう初夏だけど、春っぽい味。自然の力を貰う気がして、元気になる。
選別したドクダミを洗い、漬け込む。とりあえず4ℓ。
ドクダミ化粧水は、まだたくさんストックがあるので、これを使うのは数年先になる。
こういう日々の営みが楽しくて、生きてると感じる。
最近色々あって、殺伐としていたと気がつく。戦闘態勢は疲れる。
季節の自然に触れると、途端に笑顔が出て、呼吸が楽になる。
そろそろ梅酒を漬けないと、シーズンが終わってしまう。急がねば。
そうだ。実家の花壇に大葉とミニトマトを植えなくちゃ。
ほら、見回したら、楽しいことがいっぱいある。
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