フンメルノート
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J.N.フンメル/序奏、変奏曲とロンド 変ホ長調,Op.75 (Synthesia version)
Adagio,Variations and Rondo on A pretty Polly in Eb,Op.75 2009年作成データの音源変更とSynthesiaを使っての映像に変更。 古いデータは↓ (with score version) https://youtu.be/iWSuDvq_ejg Programed by Hummel Note Programming:Music Pro Windows Plus Mix & Mastering:SSW10 Lite Sounds:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5/ARIA
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【DTMクラシック】フンメル/ハープとピアノの為の小ロンド 変ホ長調,S.146
【DTM】フンメル/ハープとピアノの為の小ロンド (フルートのアドリブ付) 変ホ長調,S.146 1820年作の小品です。 これは誰の為に何の目的で作られたかは不明です。 1820年はプラハからウイーンへの旅に出ています。 立ち寄る町々でコンサートやサロンでの音楽会が披かれたでしょうし、旧友たちとも沢山出会ったことと想像できます。 そういった交友関係の中で演奏するように作られたものであろうとは思います。 3拍子の舞曲調の曲で演奏時間にして4分程度です。ハープとピアノにアドリブででフルートを加えてもいいように作られています。もちろんフンメルはフルートパートまで残してはいるようです。
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【DTMクラシック】フンメル/序奏と華麗なロンド 変ロ長調,Op.98
フンメル/序奏とロシア民謡のテーマによる華麗なロンド 変ロ長調,Op.98 華麗なロンド 変ロ長調 Op. 98は 1824 年にウィーンで出版され、出版社のピータースに宛てた手紙の中で、フンメルは「私の最も素晴らしい作品の1つであり、恐ろしいほど難しいものではありません」と述べています。 この曲は1822 年のロシア 旅行のために作曲され、サンクトペテルブルクの「ペロフスカ夫人、旧姓ゴルチャコフ王女」に捧げられました。 この訪問の際には、ロンドンで共にクレメンティに師事していた旧知のジョン・フィールドと連弾したり、フィールドのノクターンに感銘を受けたりしています。一方のフィールドもフンメルのウィーンの香りがする煌びやかな装飾や技巧的な二重トリル等に驚いたそうです。 またフンメルは1828年にワルシァワで4回ほど演奏会を開催し、ショパンにも会ってますが、その際にも演奏された曲の一つとされています。 変ロ長調とト短調をゆらゆら行き来する哀愁を帯びた幻想曲的序奏は、賛美歌の伴奏を伴ったオーボエ独奏が奏でる悲しげで非常にスラブ的なテーマが印象的です。続いてピアノの即興性あふれる長いカンタービレのソロに続きます。 軽快なポラッカ風の第一主題からロンドの主要テーマである「素晴らしきラズベリーの収穫」というロシア民謡(第二主題)につながっていきます、軍隊的な性格の全奏部をはさみながら展開部へ。 この展開部は短調のテーマから民謡のメロディーを変形させながら、ピアノと木管楽器のかけあいが続く美しい部分です。 ショパンの教育用教材としてもこの曲は使われていたそうです。確かにショパンの初期の協奏曲作品に影響したであろう部分が沢山あります。そして弟子の女性作曲家・ファランクらもよく演奏していたそうです。 録音された演奏は数が少なく、ブルメンタール、プラハ室内管のLPが長らくの愛聴盤でした。1970年の録音でメインはラフマニノフの協奏曲でした。 https://ml.naxos.jp/work/138919 フェリシア・ブルメンタール (ピアノ) /プラハ室内管弦楽団 /ヘルムート・フロシャウア(指揮) そして現在の代表的なものはハワード・シェリー(ピアノと指揮)とロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの演奏でしょう。 https://amazon.co.jp/music/player/albums/B09NLYP89Q?marketplaceId=A1VC38T7YXB528&musicTerritory=JP&ref=dm_sh_wvnxAGl8Zde8BpBBhHLajcX33 ------------ Introduction and Rondo Brillant on a Russian Folk Theme in B-flat,Op.98 Solo: piano Orchestra: flute, 2 oboes, 2 clarinets (B♭), 2 bassoons,2 horns (B♭), 2 trumpets (B♭), timpani, strings Programed by Hummel Note Daw&Sequencer:SSW10 Lite & Music Pro for Windows V5 Sounds:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA5 The portrait of Hummel in the thumbnail was drawn using generative AI.
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【DTMクラシック】フンメル/変奏曲 ヘ長調,Op.6
今回の打込はフンメル/フォーグラーの歌劇「カストルとボルクス」の主題による変奏曲 ヘ長調,Op.6 です。 フンメル最初期の出版作品です。出版はウイーン時代の1798年ですが、作曲されたのはロンドンから帰還した1793年~95年ころかなと思われます。オーケストラは最低限の役割を担っているだけで、2管ずつのフルートとホルンもオブリガート程度、なくても演奏に支障がないほどです。 ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(Georg Joseph Vogler 1749年6月15日 - 1814年5月6日)は、ドイツの作曲家、オルガニスト、教師、音楽理論家で、モーツァルトとは1775年頃にマンハイムで会っています。 「カストルとボルクス」(Castor e Polluce)は1784年にミュンヘンで初演された3幕のオペラセリアです。そのアリアからの変奏曲ですが、フンメルは後年になってもこの主題をピアノ奏法という書籍内の練習曲でも変奏曲形式で取り上げていますので、お気に入りだったのでしょうか? それとも定番的に人気があったアリアだったのでしょうか?