連続小説MIA (39) | Chapter Ⅱ
ショッピングモールを横目に見ながら、来た道を戻る。僕はバンダバーグへ行くのに、またグレイハウンド高速バスに乗ることにした。ヌーサからの発車時刻は、夜の6時。Noosa Headsで下車した場所に着いたあとも、2〜3時間は暇な時間があった。その間に、僕は観光客らしい水着姿の女の子グループを見て楽しみ、彼女たちが近くを通っていく度に、はにかみながら「Hi」と声を掛けた。突然声を掛けられた女子たちは、一瞬ぽかんとし、通り過ぎた後できゃははは、と笑う。全世界同じ反応をするんだな。変な