林家はな平、39歳。
令和五年五月六日。三十九歳になりました。
いわゆる最後の三十代なわけで、この一年は特に噛み締めていかねばですね。
三十歳の時の誕生日には、確か踊りの先生が祝ってくださって、浅草で一緒に食事をしたのを覚えています。
あの頃と違って、今は家族も沢山いて、随分と景色が変わりました。だけど変わっていないのは落語への思いです。
落語に対してはずーっとその時その時色々な考えでやって来ていて、30歳頃はまだ自分の芸ってのがわかっていなくて、とにかくがむしゃらに噺を覚えていた時期だと思います。喋れども喋れども自分のスタイルが見つからずにもがいていた時期ですね。
そこからほぼ30代は自分のスタイルを模索するのに費やしたように思えます。そして今まさにその30代最後の年を迎えようとしています。
落ち着くつもりは全くなくて、今まで通り落語にはがむしゃらに取り組みたいです。
実際は家族のこととの両立がかなり大変ですが、家族以外の自分は常に落語の中にいたいと思っています。むしろ、家族と過ごしている時間も落語のことは忘れられない症候群なので、このスタイルは貫きます。
ご飯を作りながら、落語を聴き覚え。
子供を抱っこして寝かしつけながらも台本を読む。
そんな光景はこれからも続くと思います。
そしてこの地道な積み重ねが数年後に身を結ぶと信じてこれからも精進していきます。
YouTubeも続けますし、今年はもう少し生の声で何かお届け出来るようにもしたいです。
そんなわけで楽しい楽しい39歳をこれから過ごして行きます。。
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