見出し画像

伊東の高座は水の上でした。

5月29日は伊東でお仕事でした。去年はコロナになってすぐのことで中止になってしまいましたが、今年は念願叶って伺うことが出来ました。同じ一門のぼたん姉さんからお声かけを頂き、僕と姉さんと和助兄さんの三人で行きました。

画像1

伊東って、観光の街だと思うんですけど、初めて行きました。東海館という立派な建物の外側にある川に、薪能をやる舞台が作ってあって、そこで落語をやりました。

画像2

この舞台は毎年一回期間限定で作られて、能をやったあともったいないというので、コンサートをやったりいろんなイベントをやっているそうです。で、千秋楽の昨日が落語会でした。

雨が降ったら東海館の中のお座敷に変更することになっていたんですが、お天気に恵まれて外で開催することが出来ました。

画像3

まずは私の「片棒」。どうですかこの眺め。凄いです。まだお客さんまばらですが、でも良いお客さんでしたよ。ディスタンスしまくりでしたが笑いがこちらに届いて来て嬉しかったです。

画像4

次は和助兄さんの「太神楽曲芸」。神秘的な絵ですね。これもウケてましたよ。兄さんはコロナになっても切っ先が鈍らない。稽古してるんでしょうね。最近、ダイエットをして痩せてました。だけど、歳をとって食欲がなくなるのは怖いからと、またちゃんと食べてるそうです。

画像5

トリは我らがぼたん師匠。「天狗裁き〜南京玉すだれ〜」。コロナ禍においても姉さんは枕がいっぱい。羨ましいです。聞いたら、毎朝お母様が電話をくれて、その日のネタを提供してくれるそうです。新聞を1時間以上かけて読まれるお母さんはさぞかし色んなことを知っているんでしょう。

画像6

帰りは、酒も買わず健全に新幹線に乗りました。そもそも店はやってないし、僕は禁酒してるし、コロナ禍で芸人も夜が早くなっているせいか、帰りはみんな眠そうでした。

以前じゃ考えられないですね。必ずビールを買って新幹線に乗ってたんですけどね。

新しい旅の形になりつつあります。

ともあれ、旅の仕事が日帰りでも出来たことに感謝ぇす。

落語について、また過去の思い出等を書かせて頂いて、落語の世界に少しでも興味を持ってもらえるような記事を目指しております。もしよろしければサポートお願いいたします。